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呼吸のこと

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【呼吸のこと】呼吸の仕組みついて解説♪

こんにちは。整体師の伊藤陵亮です。
”整体の呼吸”【育手】です。(鬼滅の刃にハマってます。。)

呼吸のことって、普段あまり考えることないですよね。。
でも、やっぱり知っておいたほうがいい!


無意識でも人間は物凄い回数の呼吸を繰り返して過ごしています。

呼吸に対しての考え方は「歯磨き」と一緒ですね。。

歯磨きを毎日何回もやっているから、
といって上達しないですよね??(笑)

呼吸も意識を向けないことには”良い呼吸””正しい呼吸”にはなれません。


今回はそんな”呼吸の仕組み”について、イラスト画像付きで
わかりやすくご紹介していこうと思います(^-^)

呼吸が浅くなっていないですか??

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まずは自分の呼吸に意識を向けてみましょう。

■疲れやすい
■集中力が低いと感じる
■眠りが浅いと感じる
■猫背
■お腹の調子が悪くなりやすい

特に、上記に当てはまる方は
知らず知らずのうちに呼吸が浅くなっている可能性があります。

逆にいえば、今は感じていなくても
呼吸が浅い状態が続けば、上記のような症状に悩ませる可能性大です。

今回は”正しい呼吸”を手に入れるうえで、
まずは”呼吸の仕組み”にフォーカスしてお伝えしていきます。

呼吸は一日に何回するのか??

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ところで、呼吸を一日に何回程度おこなうか、ご存じでしょうか??


答えは・・・

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呼吸は、無意識に一日に約3万回もしています。。

結構な回数ですよね・・・!

一日で3万回もするのであれば、
良い呼吸をしようと、意識するかしないかで
結果は全然違ってきます。

呼吸の仕組み 

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では、呼吸はどのように成り立っているのか?

呼吸といえば「肺」
”肺が膨らんだり萎んだりして空気を交換している”

この認識が多いかと思いますが、

実は「肺」そのものには
膨らんだり萎んだりする機能はありません。

「肺」はいわば呼吸に使われてる”容器””ツール”なんですね。。

■息を吐くとき
胸郭は縮み、横隔膜は緩んで上に上がる。
結果、胸腔内の内圧は高まり、それによって肺に圧迫がかかる

肺の中の空気が外に出て行く

■息を吸う時
横隔膜は収縮し下に下がる胸郭も呼吸筋の働きによって広がっていく。
結果、胸腔内の内圧は下がり、肺は膨らんでいきます。

肺の中に外の空気を取り入れる


このように”胸郭の動き””横隔膜の動き”が呼吸において鍵となるわけですが、

それを動かしているのは、”筋肉”なんです!

呼吸筋とは?

呼吸の際に使われる筋肉は「呼吸筋」と呼ばれ、主に上半身についています。

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呼吸筋には、

吸息筋(吸う時の筋肉)と呼息筋(吐くときの筋肉)の2種類があります。

【吸息筋】
■僧帽筋
■斜角筋
■胸鎖乳突筋
■外肋間筋
■横隔膜

【呼息筋】
■内肋間筋
■外腹斜筋
■内腹斜筋
■腹直筋
■腹横筋

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上図をみるとわかりやすいですが、
吸息筋は主に胸から上の筋肉。
呼息筋は主に胸から下の筋肉となっています。

中でも一番の肝となる”横隔膜”
吸息筋に位置付けられ、
吸う時に収縮(=下に下がり)吐くときに緩む(=上に上がる)

ような動きをします。

吸った空気はどこにいくのか?

筋肉ということは、、
しっかり動かしておかないと伸び縮みの動きが小さくなっていきます。

運動不足だったり、日ごろの姿勢が悪かったり、
あるいは慢性的なストレスや生活習慣からの自律神経の乱れによって
呼吸が浅くなってしまっている人

そういう人はどんどん負のスパイラル的に
呼吸が浅い状態が慢性化します。

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わかりやすく言うと、上述したように、
呼吸は「一日に3万回」行われています。

不良姿勢で3万回も呼吸してたら、さすがに呼吸筋も疲れてきちゃう、
というワケですね。。

吸った空気はどこへいく??

吸息筋の働きによって
横隔膜がさがり、胸郭が広がる。
胸腔の内圧は下がり、肺が膨らみ空気が入る。

その空気はどこへいくのか?

肺まで届いた空気は、
肺の中に膨大な数ある肺胞1つ1つを膨らませ

肺胞に張り巡らされた毛細血管によって酸素と二酸化炭素のガス交換を行い

心臓によって全身にめぐらされていきます。

しかし、吸った空気全部がそうなるわけではありません。

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息を吸う一連の流れによって、
外から取り入れられる空気の量は

およそ500ML 。ペットボトル1本分です。

これらのうち、実際に肺まで到達するのは350mlと言われています。

肺までいかなかった空気はどこへ行くのか??

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じつは肺まで届くまでの気道内には”死腔”とよばれる

デッドスペースがあります。。

150mlぶんの空気は、この死腔にとどまり

酸素と二酸化炭素のガス交換に関わることなく
また吐きだされていきます。。


問題は、通常500ml吸うとされてる空気量ですが、

これが「浅い呼吸」によって少なくなってしまってる場合。。

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吸う空気量が少なかったとしても、

150mlが”死腔”にとどまって「使われない」ことに変わりはありません。。

そうなってくると

「酸素足りないよ!」と脳から指令がいき

呼吸の回数を増やすことにつながってしまいます。


呼吸の回数が増えたはいいけれども、
呼吸の”深さ”が改善されない限りは
同じことがずっと起こります。。

結果的に負担を請け負うのは「呼吸筋」

特に横隔膜の動きが硬くなってしまえば、
横隔膜の下には”肝臓””胃”などの大切な臓器がありますので

そこに負担がかかるようにもなってしまいます。。


どうすればいい??

まずは呼吸法を正しく行うようにしていきましょう!

呼吸法の記事はこちら↓↓


このマガジンは有料ですが、自分にあった呼吸法が学べるよう
7つもの呼吸法を紹介してあります。
また、呼吸の仕組みなどについてさらに詳しい内容の記事を更新していく予定です。

また、セルフケアとして呼吸筋のケアはInstagramにて無料公開しています。
↓胸郭を動かすエクササイズ

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正しい呼吸を身につけて、3万回を健康で健やかな人生を送りましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました(^-^)














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