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SDGsオンラインフェスタ~草の根から始まった活動の奇跡と軌跡~

2022/12/18(日)に「第7回SDGsオンラインフェスタ」を開催します。
は立ち上げの第1回からずっとマネジメント・ディレクターとしてプロジェクトマネジメントをしています。

初回から毎回500名以上の方に参加いただいているイベントですが、改めてここまで振り返って自分の思考の整理と、そして「SDGsオンラインフェスタ」という、想いだけで草の根から始まった活動の奇跡と軌跡を皆さんにも伝えたくなりました。
お付き合いください。

SDGsオンラインフェスタの立ち上げ

今回で7回目を迎えますが、初回は2020年の5月23日開催でした。
当時は、新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るい始めた年で、日本でも2020年4月に緊急事態宣言が発動され、日本中で行われる予定だったSDGs関連のイベントの多くが中止に追い込まれました。

そんな中でSDGsの火を絶やさぬようオンラインに活路を見出しました。
SDGsに関心のある人々が集まれる場を作り、集まるだけではなくSDGsへ一歩前進することを目指しました。

当時は世の中的にオンラインイベントが主流でないし、私自身も大規模なオンラインイベントは初めて主催するので全てが手探りでした。

4月のゴールデンウイーク前に有志の仲間数名で、本当に草の根で「何とかしよう」という思いだけで企画をし、わずか4週間で開催にこぎつけました。
今思うと、本当に無茶な試みでしたが、「やりたい」という想いで、毎日仕事終わった後にプロジェクト活動を進めてきました。

4週の間でボランティアスタッフを集め、基調講演や夜の部の講演者を依頼し、実践者セッションのブースオーナーを募りマルシェブースの出展者を募り、Webサイトを作りました。

単独でも十分に大きなイベントが成立する方々にこの短期間で出演依頼するという、今思い出してもかなり無茶なお願いをしていました。
本当に好意に甘える形で、お引き受けいただき感謝しかありません。

第1回SDGsオンラインフェスタより抜粋

当時はRemoというツールを使い移動自由型のイベント会場を再現し、多くの実践者ブースやマルシェ出店を用意しましたが、Remoの検証や会場デザインなどもこの4週でやりました。

「アジャイル」というにも短期間すぎましたが、この立ち上げはまさに、「そういう言葉」を使わずとも「デザイン思考」と「アジャイル」でした。

そして、そもそも何人来るかもわからなかったのですが、開催1週間前になってから急激に参加申し込みが増え、初回から523名に申し込みいただきました。
ここで、世の中的にこの活動のニーズがあると感じました。

継続的イベントへの道

第1回SDGsオンラインフェスタが終わった後すぐ、参加者を集めたファン・ミートアップを開きました。

ミートアップの中で、ぶっ飛んだものの中に、本当にいろんなアイデアが出ました。
まさに「そう」と言わないデザイン思考。

その集まりの中に、秋山宏次郎さんが参加し、そこで出してくれたアイデアが今も続く「SDGs提案グランプリ」です。
そして、秋山さんはこの時から今に至るまで実行委員の仲間です。

当時まだ大規模SDGsオンラインイベントは世の中的に珍しかったので、「この灯を消すな」という多くの声をいただき、第1回が2022年5月23日なのに、第2回SDGsオンラインフェスタを2022年7月11日に開催を決めました。
草の根少人数、実行委員数名で500人規模をインターバル2か月以内に開催ってこれまた今思い出しても無茶です。
でも、当時は「できるし、やらねば」という想いでした。

そんな無茶なスケジュールなのに、驚くほど豪華な多くの方々に出演いただきました。

第2回SDGsオンラインフェスタより抜粋

第2回SDGsオンラインフェスタは多くの方がボランティアとして関わってくれました。
協力してくれる人が出演者を呼びドンドン出演者が増えイベントコンテンツが増えていくという流れができました。
まだまだ大規模オンラインSDGsイベントが珍しかった2022年7月、このムーブメントと熱量に「このイベントは社会的に意義がある」と想い、もはや単発のイベントではなく継続するイベントだと感じました。

ただ、反省もありました。
同時間帯にZOOMを3URL並行で運用し、更に同時間帯にRemo立ち上げ、Remoでも多くの実践者ブースやマルシェブースを運営するという、なかなか分かりづらい構成にしてしまいました。
そのため、単独でもイベントが開けるような豪華な人のブースが同時間帯に多数立ち上がり、時間帯によってはせっかくの素敵な方のブースの人が少ないという、大変申し訳ないことをしてまいました。

今振り返ってもオンラインイベントの導線設計をわかっていないし、イベントデザインの考え方もわかっていなかったなと反省です。

この反省があり、今は1URL運用で最大でも3レーン並行のシンプルデザインにしています。

そんな中でもすが第2回SDGsオンラインフェスタも540名の方にお申込みいただきました。

『SDGs提案グランプリ』今に繋がる流れ

第3回SDGsオンラインフェスタからいよいよオンフェス内で『SDGs提案グランプリ』が開催されるようになりました。
ちなみに、第3回の開催は2020年10月31日。
前回から3か月半で、相変わらず無茶なペースです。

さすがに今は年2回ペースですし、2022年の今となってはオンラインイベントは当たり前の存在になりましたが、この時は「コロナ禍でも距離の壁を越えて多くの人が参加できる大規模SDGsオンラインが定着してほしい」という想いでした。

市民が行政や企業にSDGsプロジェクトを提案し、個人の力だけでは実現できないことをコレクティブインパクトで実現するグランプリです。

提案グランプリは初回から豪華で素敵でした。
提案者のファイナリストも最年少は女子中学生でユニリーバ賞を受賞。グランプリはミセスコミュニティの代表でした。
惜しくもファイナリストに慣れなかった方も含め、エントリーされた方は年齢・性別・職業・地域等、実にバラエティ豊かでした。

この提案グランプリは毎回ステキな企業や行政にご協力いただき、ユニリーバCHROの島田由香さん(当時)にコメンテータになっていただいたり石井食品の石井智康社長が自ら提案募集のプレゼンをしていただくなど、草の根のイベントのレベルを超えたグランプリです。

そして何より大事なのは「グランプリを取ること自体が目的」でもなければ「グランプリをやって終わり」でもありません。
このグランプリから実際のSDGs活動の歩みが始まる。
これが大事です。

過去のグランプリ受賞者がSNSで「人生が変わった」と投稿していたのを見たときは、このイベントのインパクトに私も感動しました。

過去の提案グランプリ提案先企業から抜粋

この提案グランプリは初回からサプライズもありました。
なんと行政である松山市がANAホールディングに提案エントリーという通常あり得ないことが起きました。
さすがに「市民が企業や行政に提案する」グランプリに「市」そのものがエントリーするのは甲子園にメジャーリーガが出場するような別次元ですので「ビヨンドグランプリ」という別枠を設けました。

以後毎回、SDGsオンラインフェスタが起点で企業同士の連携事業や、企業と行政の連携事業など、予想外のプロジェクト発表が起きるのが通例になりました。

松山市とANAホールディング

マネジメントディレクターとして想うこと

第1回からずっと実行委員をしているのは、実は私だけです。
2年半以上の中で皆さんそれぞれ色々な事情や都合はあり入れ替わりもあり、第4回から今の実行委員メンバーで継続しています。

今まで振り返って思うのは、プロジェクトマネジメントは私がずっとしてますが、私だけでは何もできないということです。
オンラインで奇跡的に出会った多くの人のご協力があり、その出会いの中のご縁がこのイベントを継続させていると思います。

本当に草の根で何もわからず始めたイベントが多くの企業の協力を得て、公的な後援もいただき、多くの素敵な登壇者に出演いただくのは奇跡です。

もしこのnoteを見た方が仲間になっていただけたら、それは新たな奇跡であり、新たな軌跡を創る出会いです。そうなるととても嬉しいです。

改めてSDGsオンラインフェスタの構成について、過去の登壇者、提案グランプリ提案先企業・行政、イベント後援団体、実行委員については公式サイトの「オンフェスとは」もご参照ください。

改めてSDGsオンラインフェスタの魅力

①SDGs提案グランプリ

市民から行政や企業にSDGsのプロジェクトを提案する「SDGs提案グランプリ」を開催しています。
SDGsイベントはただ参加者が話を聞いて終わりではなく、イベントの場から実際のSDGsの「歩み」を進めることが大事です。

毎回、SDGsに取り組み熱い思を持つ省庁や企業が「提案先」になり「お題」を出していただき、各省庁や企業に参加者が「こんなことを実現したい」というSDGsプロジェクトを提案します。
今までの提案グランプリの概要はイベントページのアーカイブや「オンフェスとは」に詳しく記載していますのでぜひご覧ください。

「こんな企業が!」「こんな省庁が!」というところに直接参加者が提案をし、そして実現化に向けて動くのが醍醐味です。
そして、グランプリは当日のお客様皆様の投票で決まります。
決定の瞬間の熱さもまた醍醐味です。

更に、毎回、「行政とプロスポーツの連携」「子どもの想いを大企業が実現」など「オンフェス発プロジェクト」のサプライズが起きるのも醍醐味です。

第4回SDGs提案グランプリより

②SDGsプレゼンと実践者並行セッション

学びと、学びから感じて自分が1歩を踏み出すきっかけも大事です。
毎回、午後はSDGsを進める本当に素晴らしい活動をされている魅力的なプレゼンターに講演いただいています。

キーノートだけでなく、そのあと豪華なSDGs実践者による並行セッションでプレゼンテーションや対話、ワークショップを開催してきました。
皆さん、単独でもイベントを開けるが並行セッションの形で揃う豪華な時間です。
そして、この場の出会いから新たな活動が立ち上がったということも毎回あります。

今までの豪華な出演者に関してはイベントページのアーカイブや「これまでご登壇いただいた方々(※肩書は当時のものです)」をご参照ください。


第6回SDGsオンラインフェスタ 平原依文さん

第7回SDGsオンラインフェスタ

そして2022年12月18日(日)満を持して第7回SDGsオンラインフェスタを開催します。

オンフェスは毎回変化します。
今回は、キーノートを「クロストーク」の形にして、国連WFP/Youtuber/大手マスコミ、それぞれ全く違う立場で活躍する情報発信のプロが世界を変える情報の伝え方を熱く議論します。

そして、SDGs実践者セッションも多様性あふれ実績と実力と想いがある実践者が揃う3レーン構成です。

午前中の「SDGs提案グランプリ」は、今回は以下の会社に対して8名の選りすぐりのファイナリストが決勝でプレゼンを行います。
・No1.フリマアプリでおなじみの「メルカリ」
・羽田空港を運営する「羽田未来総合研究所」
・デニーズら大手外食チェーン運営の「セブンアンドアイフードシステム」
・B Corp認定 日本一公益性の高い買取事業者「エコリング」

入退室自由・無料ですので、ぜひご参加ください。
ぜひ皆様とお会いできますことを楽しみにしています。

【開催概要】
日時:2022年12月18日(日) 10:00~18:30(途中入退場・再入場自由です)
場所:オンライン(Zoom)
参加費:無料 
主催:SDGsオンラインフェスタ  実行委員会
共催:一般社団法人 こども食堂支援機構
   株式会社Flexas Z株式会社
   ルートブレイン
後援:内閣府『地方創生SDGs官民連携プラットフォーム』
   PMI日本支部
公式ホームページ:https://www.sdgsonlinefesta.com/
お申込み:https://peatix.com/event/3366562/

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