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遊ぶ楽しさ=学びの楽しさ

「面白いのゲームデザイン」ラフコスター


 筆者はゲームの面白さ=学ぶことという主張をしています。



 脳は常に新しい情報を得ようとする機能があります。そして得た情報をパターンとしてまとめることで記憶しやすくして更に新しい情報が頭に入る余地を作っています。学習は生き残るのに必要なものですから、脳は学習を喜ばしいものとして捉えるように発達しました。このようにして人間は学習への意欲を備えていきました。



 逆に言えば、つまらないという状態はあるものから得られる情報やパターンが無くなった状態だと言えます。




 例を挙げてみましょう。ゴミ箱にゴミを投げ入れる遊びに夢中になったとします。最初はどう投げれば上手く入るかということを試行錯誤しながら、言い換えれば楽しく学びながら遊んでいます。

 

 しかし、次第に上手くなって最終的には何も考えずとも入るようになれば、もうワクワクする要素はこの遊びには無いわけです。後はその遊びをやめてしまうか、蹴り入れるなどルールを変えてまた遊ぶ=学ぶ余地を作ります。



 ちなみに学習が易し過ぎても難し過ぎても脳は面白く感じません。なので程よい難易度で学習を続けられるように調整されています。ゲームは学びへの欲求を上手く刺激し続けられるように設計されたものと言えます。

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