ゲームが世界を変えるかも。ビジネスと遊び心の本
「ゲーミフィケーション ゲームがビジネスを変える」井上明人
ゲーミフィケーションとはゲームが持つ仕組み、特に「人を引き込む」要素を他の分野にも応用することです。
ゲームの要素がどのようにビジネスや社会において活用されているかということを、スターバックスやアメリカの選挙などの豊富な例を取り上げながら説明しています。
ゲーム業界に興味が無くてもビジネスを上手くいかせる方法の一つとして読んでみると面白いと思います。
「プレイ・マターズ 遊び心の哲学」ミゲル・シカール
本書は遊びの要素をいろいろ紹介していますが、遊び心について特に力を入れて解説しています。
遊びは遊び自体を目的とするのに対して、遊び心は何か目的があってその目的を維持しつつ手段を変えようとすることだと定義しています。
言い換えれば、遊びにおいてはその遊びの中での目的(ゴミをゴミ箱に投げ入れるなど)自体が遊びをする目的になります。
一方で遊び心は達成したい目標(ポイ捨てをさせない)が先にあってそれを遊びの要素を応用した手段で解決するように考えることです。(ゴミ箱に入れたくなるようにクジなどの仕組みを使う)
遊び心は本来遊びの性質を持たないものに遊びの要素を取り入れることであるため、 そのものが持つ特徴や性質をかき乱して変化させるという意味で世界に新しい解釈をもたらすものであると述べています。
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