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「本質を見抜く」内向型の強さを

皆さんこんにちは。

仕事で結果を出すにはどうしたらよいのか?

プライベートでの人間関係をよくするにはどうすればよいのか?

生きていると、様々な問題や課題、場面に遭遇しますよね。
問題が起きた時、あなたは、物事の表面的なことにとらわれず、その背景にある本質を見ていますか?

表面だけしか見ないのは、穴の開いたざるに水を注ぎ続けることです。そう、あなたの努力のほとんどが、水の泡となって消えてしまいます。

しかし、「物事の成否を決めている根幹となる部分」、つまりは「成功法則」を見抜くことができれば、あとはその法則に従うだけなのです。

これこそ、「本質」なんです。
「本質」がその物事の成否のほとんどを決めているので、努力を100%成果に変えることができるのです。

そんな「本質を見抜く力」、すなわち、「洞察力」が高いのが、内向型なんです!


もちろんこれは、脳の神経伝達物質の側面からみてもわかることなんです。

神経伝達物質(ドーパミン、セロトニン、アドレナリンなど・・・)は、細胞から細胞へ指示を伝え、脳のあらゆる働きを指揮しています。
外向型と内向型では、脳の各中枢を動かしている神経伝達物質が異なります。

■外向型を動かす神経伝達物質
外向型を動かす神経伝達物質は、主にドーパミンです。
ドーパミンは、脳への一種の報酬であり、おいしいものを食べたり、気持ちがよくなったりすると瞬時に幸せを感じるのはドーパミンの影響です。当然、さらにおいしいものを食べたいとか、刺激を求めます。
内向型・外向型問わず、ドーパミンは分泌されますが、必要とする量が異なります。遺伝子の仕組みで、外向型は刺激に鈍いので、さらなる刺激を求めるためドーパミンを大量に必要とします。内向型は、過度な刺激を避けるため、ドーパミンを大量に必要としません。

■内向型を動かす神経伝達物質
内向型のエンジンとなっている神経伝達物質は、アセチルコリンです。内向型は、アセチルコリンを使用して、脳の各中枢を動かしています。
アセチルコリンは、脳と体の生命維持機能に関わる重要な神経伝達物質です。分泌されると、内省を促し、リラックスして満足感を得ることができます。本を読んだり、歩いたりするなど、特定の作業に集中することもできます。
内向型が、何かを考えたり、感じたりしているとき、快感が引き起こされるのは、アセチルコリンの影響なんです。そしてこれは、長期記憶を利用する能力にも影響を及ぼします。

ドーパミンは、脳が迅速な反応を実行できるようにします。なので、外向型は脳が複雑な処理に向いていないので、思ったことをすぐに言葉にする傾向があると考えられます。

一方、アセチルコリンは、情報を理解し、深く分析するために役立ちます。内向型が、情報を注意深く多角的に分析できるのも、アセチルコリンの影響なんです。
これにより、内向型は、物事の本質を見抜く洞察力に長けているというわけなのです。


では・・・
そんな内向型が「本来の持ち合わせている洞察力をフルに開花させる方法」はあるのでしょうか。

「ゼロベースで考えてほしい」

よく使われる言葉ですよね。
私たちは日常生活で判断する際に、思い込みや先入観に大きく左右されてしまいます。
「世の中ではそういわれているけれども違う気がする・・・」と思いながらも、「常識」に引きずられがちです。その結果、間違った選択をしてしまうことも少なくありません。

そしてその「思い込み」が物事の「本質」を見えづらくしています。本質とは、非常識と紙一重な場合も少なくないのです。
多くの人が当たり前だと思っている事こそ、「ゼロベース(=前提を排除した状態)」で考えることです。
洞察力を発揮する方法としても、「ゼロベースで考える」は非常に有効です。

具体的には、まず、本当にそうなのかと疑いましょう。

例えば、仕事で非効率な業務があったら、なぜ、こういう業務があるのか、なぜ、これをやらなくてはいけないのか、これをやったらどういう意味があるのか、と考えます。そして、この業務を効率化するべきなのか、やめるべきなのか、自分は何をやるべきかと思考を重ねていきます。
本来、要らない作業でしたら効率化を図ることも無駄になります。
掘り下げることで本質に次第に近づいていきます。

この場合、自分が思った通り、素直な疑問や希望、理想的な状態から考えます。重要なのは「こんなことできないだろうし・・・」「さすがにこれは無理か・・・」と自分で勝手に理想のハードルを下げないことです。
そうした先入観をつくらないためにも、過去の経緯や前提、周囲の意見はなるべく聞かないようにしましょう。

こうした先入観がなくなれば、合理的な思考が可能になります。
「洞察力」のボトルネックになっているものの多くは、先入観やや何の根拠もないルールです。
意識的に排除してゼロベースで考えることで、物事の本質に迫る、深い洞察が可能になります。

そしてさらに、その洞察力を磨くには・・・
周囲を見渡して言葉にする」ことです。

五感を使って得た感覚を、言葉に換える訓練には、具体性が必要です。
例えば・・・「桜がきれいだ」と多くの人が言いますが、なぜ?と聞かれたら、案外整理できていないはずです。

いつ頃、どこでみた桜をきれいに感じたのか。なぜ、他の場所ではなく、その場所でみた桜をきれいと感じたのか。

もしかすると・・・自分が思い込んでいるだけで、自分がきれいだと感じた桜は全く違う場所で見た桜だったことも珍しくありません。

こうした訓練を心がけることで、
日々、何気なく見ていたことも、しっかりと見えるようになります。

せっかく内向型のもち、その「洞察力」を
自分のため、親しい人のため、他人のため、発揮していきながら、
貴方らしい人生を歩んでいきましょう!!

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