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GA4を学ぶ

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GA4の導入、設定方法、分析方法など、GA4に関する学びのあったnoteを集めています。
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記事一覧

感想:できる逆引き Googleアナリティクス4 成果を生み出す分析・改善ワザ 192

先日発売された、こちらの書籍を読んだ感想を簡単にまとめてみます。 株式会社プリンシプル 取締役副社長の木田さんが執筆された最新のGA4本ということで、ワクワクしながら楽しく読ませていただきました。 素敵な書籍を世の中に届けてくださったことに感謝いたします。 全体の感想非常にわかりやすくまとまっていて、初級者〜上級者まで読者のGA4習熟度を選ばず有用な情報が詰まった素晴らしい内容でした! 特に良いと思った点は 仕様の説明が丁寧 木田さんならではの実装方法や使用方法の解

GA4使っていますか?実際につまづいたところを公開②探索・レポート編

Googleアナリティクス4(以下GA4)、導入は進んでいますか? 前回の「①指標・設定編」に引き続き、「探求」や「レポート」メニューについて、私のつまづいたポイントや、意外と便利と思ったポイントをご紹介します。 ここに記載している「便利ポイント」の大半は、前回同様、株式会社アピリッツさんにお教えいただいたものです。そして、文責は私にあります。調べて記載していますが、もしかしたら正しくないものも含まれているかもしれませんがご容赦ください。 頑張って慣れると便利、「探索」

GA4使っていますか?実際につまづいたところを公開①指標・設定編

Googleアナリティクス4(以下GA4)、導入は進んでいますか? 昨年3月、Googleから、今までのGAであるユニバーサルアナリティクス(以下、UA)は2023年7月1日でデータ収集を止めるという無情な宣告がありました。そのせいで、今まで見ないふりをしていたGoogleアナリティクス4と真剣に向き合う必要性に迫られました。 今後に備えて2021年に主要なサイトのプロパティは作っていたものの結局UAばかりを見る日々だったので、本腰を据えて取り組もうと思った今、つまづきの

GA4のカスタム ディメンション設定と活用範囲入門

GA4専門コミュニティで、「GA4のカスタム ディメンション設定と活用範囲」というご質問をいただきました。設定方法と活用範囲について説明して欲しいというお題だと思いますが、ご回答は長文になるので、noteに書かせていただきました。 カスタム ディメンションとは?Google Analytics 4(GA4)のカスタム ディメンションは、ウェブ解析でのデータ収集と分析において、標準的なディメンションではカバーできない独自の情報を追加するための機能です。これにより、より詳細な分

GA4 設定・活用入門 60分でほぼ全てを理解する

この記事を読んで頂きたい方この記事は、GA4の要点を一通り理解したいが、なかなか時間が取れないという方を対象に書かせていただきました。現場でGA4の実装にあたっている弊社のコンサルタントが要点と考える項目を一通り網羅しております。 タイトル通り、60分で全てを理解するのは難しいかと思いますので、GA4に関することなら何でも無料でご質問をいただける、「GA4専門のコミュニティ」も開設しております。来年のUA終了に向けて、こちらのコミュニティも是非ご活用ください。こちらからご参

文春オンラインの記事分析を支える爆速ダッシュボードを作るまで

 従来のGoogleアナリティクスである、ユニバーサル アナリティクス(以下UA)のサポートがいよいよ2023年7月に終了することが、先日アナウンスされました(※)。昨年対比やトレンドをチェックすることを考えると、2022年内できるだけ早めに次世代のGoogleアナリティクス(以下GA4)へ移行したいWebメディア運営者も多いかと思います。新しいツールの勉強や、既存システムの改修が必要な問題ではありますが、この機会を、データ収集・可視化の設計を見直し、日々の意思決定の共通言語

GA4の参考サイト

note内にあるGA4参考記事は、マガジン「GA4を学ぶ」にて。 この記事では、note以外でGA4に関する参考サイトをまとめておきます。 小川さんのtwitterを見ていればGA4に関する有益な情報はだいたい手に入る感覚。絶対の信頼感あり。 正しいURLは、https://go.happyanalytics.co.jp/ga4だそうです。 小川さんが執筆されているGA4の情報サイト「GA4ガイド」が、3/30に公開されました! いくつか小川さんの記事をmemo。

GA4 カスタムイベントを作成して重要指標を計測しようークリック計測編

前回の記事でカスタムイベントを作成するためには、取得条件に一致させるためのカスタムディメンションを予めセットしておく必要を書きました。 準備が整ったら、いよいよカスタムイベントを作成して計測をはじめましょう。 カスタムイベントを作成するークリック計測編GA4を起動して、左メニュー「イベント」>「イベント」を選択すると、取得中のイベント一覧が表示されます。初期設定時に拡張計測機能をONしておけばクリック(click)、page_view(ページ閲覧)、first_visit(

GA4 イベント作成の前に。『カスタムディメンション』をセットしよう

従来のユニバーサルアナリティクスでは、WEBサイトでのユーザー行動データを取るには… ・特定のボタンをクリック回数を計測する=イベントトラッキング用コードを実装してカウント ・特定のページへの到達はビュー>「目標」機能 を使っていました。 2020年に登場したGA4ではビューは廃止されました。 それでは「目標」設定に該当する機能はどこに行ったのでしょうか? 答えはGA4の基本メニューの「イベント」です。 「じゃあイベント作れば目標と同じデータが取れるね!」という方、ちょっ

Googleアナリティクス4(GA4)で直帰率がなくなったけど、どう分析する?復活する??

アクセス解析をされてる方は、Googleアナリティクスの"直帰率"を分析の指標やKPIの1つとして使っているという方が多いのではないでしょうか? 僕もページの導線をわかりやすくしたり、読み込み速度を改善させて直帰率が減ったーっ!なんて喜んでます。 さて本題に入りますが、新バージョンのGoogleアナリティクス4(通称、GA4)では直帰率がなくなりました。じゃあ代わりにどう分析したらいいのか、というのを今回まとめてみました。 1. そもそも直帰率とは?直帰率とは、最初にア

Universal Analyticsが2023年の夏に終了します

電通デジタル データマネジメント事業部の中野です。 ついに2022年3月17日、Google から Universal Analytics のサービス停止が告知されました。期限はおおよそ1年です。有料版の Google Analytics 360 も例外ではありません。 https://support.google.com/analytics/answer/11583528?hl=ja 今後は2020年10月にリリースされた Google Analytics 4 に置き換

非エンジニアがGoogle Analytics 4とBigQueryを使って3時間でSQLをマスターする(クエリサンプル、練習問題付き) ※2022年1月22日再編集

※前置きはいいから早く本題へ!という方は「事前準備」まで飛ばしてください。 以前こんなツイートをしました。 このツイートは非常に反響が大きく、非エンジニアのSQL学習欲を改めて感じました。 私はもともとマーケターでSQLは書けなかったのですが、前職のGunosyでは全社員が誰でもSQLを書いて分析できる環境が整っていましたし、データ分析部の方が優しく教えてくれたおかげでSQLが書けるようになりました。 ただ、そういう環境が自社に整っていないとなかなかSQLを覚えること

GA4のデータをBigQueryに保存してデータポータルで探索型ダッシュボードを5分で作る方法

ゴール この記事のゴールは、GA4で取得した情報をbigQueryに保存して、データポータルでダッシュボードを作成することです。 💡最速でゴールしたい時間のない方は、完成済みのレポートをコピーしてご利用いただける様に公開しております。GA4とBQのリンクが完了していれば、レポート内のデータソースを指定するだけですぐにご利用いただけます。どうぞご利用ください。 https://datastudio.google.com/reporting/1adc77aa-8856-4e7e

GA4とUAで求められるイベント管理の違い考察

※この投稿は個人の主観です。 GA4でイベントをどのように実装すべきか、新たな課題意識を持っている方もいると思います。gtag.js、GTM、イベント作成機能など、どのように使い分けるべきかを個人的にも考えてきました。 その中でUniversal Analytics(以下UA)とGA4との違いについては、以前から自分が関わってきたHeapアナリティクス(現Heap)の考え方が一部援用できると思いますので、個人的整理も含めご紹介したいと思います。 これまでのイベント管理の課