Googleアナリティクス4(GA4)で直帰率がなくなったけど、どう分析する?復活する??
アクセス解析をされてる方は、Googleアナリティクスの"直帰率"を分析の指標やKPIの1つとして使っているという方が多いのではないでしょうか?
僕もページの導線をわかりやすくしたり、読み込み速度を改善させて直帰率が減ったーっ!なんて喜んでます。
さて本題に入りますが、新バージョンのGoogleアナリティクス4(通称、GA4)では直帰率がなくなりました。じゃあ代わりにどう分析したらいいのか、というのを今回まとめてみました。
1. そもそも直帰率とは?
直帰率とは、最初にアクセスしたページだけみて何もアクションされなかったセッションの比率をいいます。例えば…
上の画像例(旧GAです)でいくと、トップページだけ見てそのまま離脱(ブラウザ閉じるとか、セッション切れとか)した比率が45.96%いたということになりますので、ざっくり半分ぐらいは離脱したということになります。
2. 直帰率の「高い」「低い」ってどう判断するの?
結論から言うと、直帰率の「高い」「低い」はサイトによって変わります。例えば、オウンドメディアを例に考えてみましょう。
記事に直接アクセスされることが多いオウンドメディアの場合は、直帰率90%を超えることは結構普通にあることかと思いますが、全3回とかシリーズ性のある記事の場合、他の記事と同じように直帰率が90%だとちょっと高いよね、みたいな判断をすることになります。
なので、直帰してもよいページと悪いページがあるので、それを見極めて「高い」「低い」の判断をすると改善につながるアウトプットが出せるかと思います。
3. 直帰率ってなんで廃止になったんだろう?
下記の画像をごらんください。
直帰率って最初のページだけ見て離脱した人の割合なのですが、この画像の通り直帰した人の中にはページを熟読されている人も含まれるので、直帰率だけだとページの良し悪しを判断しにくいんですよね。
(なのでGTMとかヒートマップでページの読了率から良し悪しを判断する方法はあります)
ということで、直帰率ではユーザー行動を正しく評価できないということで、この後説明する指標が追加されて、直帰率が廃止になったのかなーと個人的には思ってます。
4. 直帰率の代わりとなる指標はこれ!
GA4では直帰率の代わりにエンゲージという指標ができました。
上の画像に記載されてる通り、10秒を超えて継続したセッションやCVが発生したセッションなどをエンゲージのあったセッションとして計測してくれるようになりました。
感覚的には直帰率の裏返しともいえるサイトと関わりをもったセッションをが表示されるようになっています。(去る者追わずって感じでしょうかw)
5. エンゲージをどう活用する?
上の画像の通り、エンゲージのあったセッションとは、
・10秒を超えて継続したセッション
・CVが発生したセッション(GA4でCVとして設定する必要あり)
・2回以上のPVが発生したしたセッション
のことを指しています。
例えば広告のLPを読みやすくレイアウトを変更したときに、前後2週間とかで期間指定してエンゲージメントが改善したかどうかをbefore/afterで評価するといったことができます。
(直帰率でもできますが…)
6. 直帰率はなくなってもエンゲージで評価できる!
あくまで2021年6月時点の話ではありますが、直帰率がなくなっても代わりとなるエンゲージという指標で似たような分析はできるということがわかりました。
おそらくこれからGA4に機能が追加されて、分析できることが増えると思います。旧GAとGA4はUIが大幅に変わっていますので、慣れといった意味でも分析にGA4を活用していきましょう!
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ということで今回は、直帰率の代わりになるGA4での分析指標のまとめでした。ご覧になった方の参考になれば幸いです。
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