GA4のカスタム ディメンション設定と活用範囲入門
GA4専門コミュニティで、「GA4のカスタム ディメンション設定と活用範囲」というご質問をいただきました。設定方法と活用範囲について説明して欲しいというお題だと思いますが、ご回答は長文になるので、noteに書かせていただきました。
カスタム ディメンションとは?
Google Analytics 4(GA4)のカスタム ディメンションは、ウェブ解析でのデータ収集と分析において、標準的なディメンションではカバーできない独自の情報を追加するための機能です。これにより、より詳細な分析が可能になります。
GA4のカスタムディメンション設定方法
カスタムディメンションを設定するには、以下の手順を踏みます。
a. まず、イベントのパラメータを取得します。Google Tag Managerを使用して、イベントタグに追加情報をパラメータとして設定します。これにより、イベントと一緒に追加のデータがGA4に送信されます。
b. 次に、GA4の管理画面で、「プロパティ」列の「カスタム定義」をクリックし「カスタム ディメンション」をクリックします。
c. 「カスタム ディメンションを作成」をクリックし、ディメンション名や説明、範囲を設定します。イベント パラメータには、先ほど設定したイベントのパラメータ名を入力します。
d. 保存後、最長48時間以内にカスタムディメンションが有効になります。これで、探索レポートでイベントのパラメータをカスタム ディメンションとして使用できるようになります。
上記の手順により、イベントのパラメータをカスタム ディメンションに設定し、GA4での分析に活用することができます。
カスタム ディメンションの活用範囲
カスタム ディメンションは、以下のような場面で活用できます。
a. サイト内の検索キーワード分析: 例えば、ウェブサイト内の検索機能で入力された検索キーワードをカスタムディメンションとして設定することで、ユーザーが何を求めているのかを詳細に分析することができます。これにより、コンテンツ改善や新たなマーケティング戦略の検討が可能です。
b. コンテンツ分析: 記事や商品のカテゴリー情報をカスタムディメンションに設定することで、各カテゴリーのパフォーマンスを分析できます。
c. キャンペーン効果の測定: キャンペーンコードやクーポンコードをカスタムディメンションとして設定し、それぞれの効果を測定することができます。
まとめ
GA4のカスタムディメンションは、独自の情報を追加して分析を行うための強力な機能です。設定方法は比較的シンプルで、幅広い活用範囲があるため、ビジネスの成長や最適化に役立てることができます。これらの情報を用いて、より効果的なマーケティング戦略を立案し、ウェブサイトのパフォーマンスを向上させることが可能です。
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