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なぜ大学院に?そこで得たものって?【#6:「好きだった科目」】

チーム長谷川メンバーが、毎月異なるテーマでマガジンを更新する「言葉を共有していく感覚」。至極パーソナルな話をしながら、メンバーを相互に理解しあうことが主な運用目的です。そして、今月のテーマは「好きだった科目」。

こちらの記事では訳知り顔で英語学習の持論を述べているわけで、普通なら迷うことなく「英語」を選択するのですが。
今週ある媒体から、僕の人生が変わったきっかけの、恩師との対談記事がリリースされます。

内容が完全に重複することから、別アングルで何か話がないか考えてみます。

なぜ大学院へ進学したか

今回は、あえて大学院時代の話でもしてみようかなと。

就活をせずに大学を卒業し、インドへ瞑想の旅へ。
そこで気づいたのは、文化資本に恵まれなかったことを言い訳に、本気で勉強をしてこなかったのではないかということ。

その背景としては、↓など。

↓こんな感じの勉強を一通りして、受験は受かりました。

ただ、僕の場合は大学院に入学してからすぐに『SENSORS』のプロジェクトが始まったので、正直それほど研究には身を入れられなかったんです。

やっていた研究は上記のようなものです。

大学院でなにを得たか

大学院に入ってよかったことは何か。

大学院で学ぶメリットとして、パッと思いついた事が二つ。
一つは一つの事柄を徹底的に深堀りしていき、そこで得られる洞察力。
もう一つは、広い文脈の中にに位置付けていく作業で獲得される一段高い視座。
ようはこの二つを往還することで得られるバランス感覚。

みたいなことはありつつ、あとはネットワーク的なことももちろん。
先輩の落合陽一さんやドミニク・チェンさんとは、仕事でご一緒することも多い。

当然、修論を書くための研究も行いました。
それでも(これをいうと怒られそうなので、あんまり声を大にしては言えないのですが)院試直前が一番勉強も読書もしていたと思います。

院試の前に読んだ僕の指導教官・吉見俊哉先生の『メディア時代の文化社会学』は受験生におすすめです。

受験生に勧めたいはマクルーハン単体で理解しようとするよりも、アイゼンスタイン、オング、マーク・ポスターなど彼の議論を深化させた論者の理論を並行的に学ぶこと。

このようなゴリっとアカデミックな専門書を読む機会は、仕事をし始めるようになると、なかなか触れられないので。

さて、今回のテーマは僕が最終回でしたので、次回から新規テーマに「"チーム長谷川で働くということ"」入ります。

初回は4/14(土)に小池真幸が更新予定です!お楽しみに〜〜〜〜。

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top image: unsplash

ケニアで無職、ギリギリの生活をしているので、頂いたサポートで本を買わせていただきます。もっとnote書きます。