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フュージョンギターが必ず弾けるようになる 10のステップ

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記事一覧

【Part10】フュージョンギターが必ず弾けるようになる 10のステップ【ソロの展開】

【Part10】フュージョンギターが必ず弾けるようになる 10のステップ【ソロの展開】

■はじめに今回でこのシリーズも最終回。準備編を含めて全部で11本の記事を書き上げました。タイトルこそ「フュージョンギターが..」と銘打っていますが、音楽的にギターを弾いていく上で重要な事をフュージョンギターを通してまとめてみたつもりです。

最終回のPart10は今までのシリーズの総まとめ。
フュージョンギターソロのアプローチやアイデアなどを譜面付きで詳しく解説していきます。

■デモ演奏緊急事態

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【Part9】フュージョンギターが必ず弾けるようになる 10のステップ【モチーフディベロップメント】

【Part9】フュージョンギターが必ず弾けるようになる 10のステップ【モチーフディベロップメント】

■はじめに今回はモチーフディベロップメントについて。このアイデアは私もインプロビゼーションの最中にとてもよく使用しています。モチーフディベロップメントはインプロ中に弾いた"短いフレーズ"や"特徴的なアイデア"を少しずつ発展させ、繰り返し弾いていく手法です。長いコーラスでソロを取る場合には勿論有効ですし、モチーフを発展させていくことで長いソロにストーリー性を持たせることも出来ます。

■モチーフディ

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【Part8】フュージョンギターが必ず弾けるようになる 10のステップ【リハモとスーパーインポーズ】

【Part8】フュージョンギターが必ず弾けるようになる 10のステップ【リハモとスーパーインポーズ】

■はじめに今回はリハモ(リハーモナイゼーション)とスーパーインポーズについて。
元のコード進行のコードを変更し、変更後のコードにアプローチを行うことで、浮遊感ただようフュージョンらしいアウトフレーズを作り出すことができます。

■リハモ元のコード進行から別のコードへ変更したり、新たなコードを付け加える事をリハモ(リハーモナイゼーション)と呼びます。ここでは元のコードと機能が似ているコードへリハモを

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【Part7】フュージョンギターが必ず弾けるようになる 10のステップ【リックやフレーズ】

【Part7】フュージョンギターが必ず弾けるようになる 10のステップ【リックやフレーズ】

■はじめにPart7の今回は、フュージョンギターを弾いていく上で必要なリックやフレーズについて。ロックギターでよく聞くようなペンタフレーズとは何が違うのか、ジャズのような響きはどうやって出すのか。解説していきます。

■リックやフレーズの作り方コードトーンを中心に

バックで鳴っているコードの構成音を中心にフレーズを構築します。[コードトーン]+[テンション]と考えます。

スケールアプローチ

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【Part6】フュージョンギターが必ず弾けるようになる 10のステップ【リズム】

【Part6】フュージョンギターが必ず弾けるようになる 10のステップ【リズム】

■はじめに"フュージョンギターが必ず弾けるようになる10のステップ"をnoteにて配信中。この記事に興味がある方はPart1から是非チェックお願いします。

Part6の今回はリズムについて。
フュージョンらしいリズムのバリエーションを、シンプルなフレーズを発展させながら解説します。フレーズやモチーフの引き出しを増やしたい方へもおすすめです。

■元になるフレーズ①Aマイナーペンタの定型文フレーズ

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【Part5】フュージョンギターが必ず弾けるようになる 10のステップ【スケール設定とアプローチ】

【Part5】フュージョンギターが必ず弾けるようになる 10のステップ【スケール設定とアプローチ】


■はじめに今回はコード進行へのスケール設定について。
フュージョンらしいスケールやアプローチについて解説していきます。ダイアトニックコードに対応したモードスケール、アヴェイラブルノートスケールで弾いていく事が大前提ですが、浮遊感を出すために敢えて"ハズシ"のスケールを使用する事も。リハーモナイゼーション(リハモ)とスーパーインポーズについては後々の記事で解説します。

■1発モノ1つのコードがひ

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【Part4】フュージョンギターが必ず弾けるようになる 10のステップ【アナライズ】

【Part4】フュージョンギターが必ず弾けるようになる 10のステップ【アナライズ】


■はじめに今回はコード進行のアナライズ(分析)について。楽曲のコード進行をアナライズすることにより適切なアプローチ、スケール選定を行うことが可能となります。

■アナライズの準備・楽曲のコード進行を準備する
・Keyを判別する
・ダイアトニックコードを書き出す

アナライズを行いたいコード進行や楽曲を準備し、それらのキーを判別しダイアトニックコードを書き出しておきましょう。慣れてきたら書かずとも

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【Part3】フュージョンギターが必ず弾けるようになる 10のステップ【音楽理論】

【Part3】フュージョンギターが必ず弾けるようになる 10のステップ【音楽理論】


■はじめに今回はフュージョンギターを弾いていく上で最低限必要な音楽理論を覚えていきましょう。これからご紹介する音楽理論を覚えていく事で、楽曲やフレーズのアナライズ(分析)や作編曲が行えるようになり、これまで演奏してきた楽曲、これから演奏する楽曲の捉え方ががらりと変わる事でしょう。
また、ジャズやフュージョンと呼ばれるジャンルは複雑なコード進行や転調(部分転調含む)が多々あり、コードに対するアプロ

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【Part2】フュージョンギターが必ず弾けるようになる 10のステップ【コードとスケール】

【Part2】フュージョンギターが必ず弾けるようになる 10のステップ【コードとスケール】


■はじめに今回はフュージョンギターを弾いていく上で使用するコードとスケールについてレッスンを行います。
これらを習得する上で"超重要"なポイントが3つ存在するので、下記を念頭において取り組まれて下さい。

①コードとスケールは切り離して考えない
②コードとスケールの捉え方を変える
③馴染みのポジションから度数を覚える

それではスタート。

■度数■コードの考え方トライアド(3和音)

テトラッ

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【Part1】フュージョンギターが必ず弾けるようになる 10のステップ【テクニックとフィジカル】

【Part1】フュージョンギターが必ず弾けるようになる 10のステップ【テクニックとフィジカル】


■はじめにいよいよ今回から本編がスタートします。
Part1から順序よく練習、学習を行なって下さい。これからご紹介する譜例やフレーズは、ある程度知識があり、弾く事が出来る中級者以上の方を対象としているので、細かい説明等は省かせていただく事もございます。また、ご紹介するフレーズにはフュージョンギターを弾いていくためのヒントが隠されています。ただ弾いてくいくのも良し、アナライズ(分析)が出来る方は是

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【準備編】フュージョンギターが必ず弾けるようになる 10のステップ【Part0】

【準備編】フュージョンギターが必ず弾けるようになる 10のステップ【Part0】


はじめに

皆様初めまして。
ギタリストのRyoya Yamaguchi | 山口涼也です。
経歴やざっくりプロフィールはこちらから↓

私はプレイヤーとしての活動と並行して、福岡市でギター教室の経営、レッスンや音楽専門学校でもギター講師として教鞭を取らせていただいています。そちらに在籍している生徒様(…というより自分をご指名の生徒様)からフュージョンギターやアドリブに関しての質問がとても多く、

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