■はじめに
今回はフュージョンギターを弾いていく上で最低限必要な音楽理論を覚えていきましょう。これからご紹介する音楽理論を覚えていく事で、楽曲やフレーズのアナライズ(分析)や作編曲が行えるようになり、これまで演奏してきた楽曲、これから演奏する楽曲の捉え方ががらりと変わる事でしょう。
また、ジャズやフュージョンと呼ばれるジャンルは複雑なコード進行や転調(部分転調含む)が多々あり、コードに対するアプローチが求められます。楽曲開始時のキーのメジャースケールやメジャーペンタでざっくりソロを取るぞ!と弾いていると、知らぬ間にアボイド(バックのコードに合わない音)を垂れ流している…なんて事にもなりかねません。適切なソロを弾いていくためにはコード進行の理解が必須となります。言い換えると、目的のコード進行に対する適切なアプローチやソロを弾いていく上でのスケール設定は、これらの音楽理論を習得しない事には行えません。
■覚えるべき音楽理論
メジャーダイアトニックコード
ナチュラルマイナーダイアトニックコード
ハーモニックマイナーダイアトニックコード
メロディックマイナーダイアトニックコード
セカンダリードミナントとリレイテッドツーマイナー
パッシングディミニッシュ
■まとめ
Part3の音楽理論編、いかがだったでしょうか。
大前提として、音楽理論を学ぶ事がゴールではなく実際にギターを弾いていく上でこれらの音楽理論を使用する事がゴールになります。理論が頭に入っていてもそれらを使用できない事には本末転倒です。
かといって使用できるから素晴らしいプレイになるのかといえば、全く別問題でしょう。
あなたのプレイの可能性を広げるための1つの手段として、音楽理論の学習を取り入れてもらえると幸いです。
■教材ダウンロード(RTで無料)
1.ダイアトニックコード
2.コード進行とアナライズ