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ルトとお葬式

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葬儀社社員時代のエピソード等を書いていきます。
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#喪主

ある葬儀で僕が行ったこと

ある葬儀で僕が行ったこと

 12月になると、色々とイベントが多くなるものである。
 師走(しわす)とも呼ばれるこの時期は、何かと忙しくなる。仕事納めで注文や取引の締め切りが早くなるし、年末年始を無事に迎えるための準備も進んでいく。さらにクリスマスだってある。
 年末年始が忙しくない人は、いないだろうと僕は思っている。

 そして僕は、12月になるとある葬儀を思い出す。
 僕が葬儀社社員として勤務していた頃。ちょうど12月に

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本当にあった葬儀の怖い話~位牌と塔婆にまつわる怖話~

本当にあった葬儀の怖い話~位牌と塔婆にまつわる怖話~

 みなさんこんにちは。ルトです。

 夏といえば怖い話で納涼が昔からの定番です。
 なので今回は、元葬儀社社員の僕が本当に体験した、葬儀の怖い話をひとつご紹介したいと思います。

 葬儀においては、白木の位牌と卒塔婆を用います。
 この位牌と卒塔婆は、何も書かれていない真っ白な状態のものが倉庫に保管してあります。そしてお寺さんに渡して、戒名などを位牌と卒塔婆に書いてもらうのです。
 そのため、僕た

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元葬儀社社員が語る「これだけは生前にやっておくと、喪主と遺族がいざというとき本当に助かること」5選!

元葬儀社社員が語る「これだけは生前にやっておくと、喪主と遺族がいざというとき本当に助かること」5選!

 僕は葬儀社にて4年ほど在籍し、その間先輩たちと共にいくつもの葬家と出会っては、葬送の手伝いを行ってきました。
 葬儀とは、本当に特別な時間です。人が1人亡くなり、その人に思いを馳せつつ、多くの人がお別れに訪れる。その中で葬儀の中心人物となるのは、喪主を始めとした遺族であり、亡くなった故人本人でもあります。僕は葬儀社の社員として、葬儀のことについては完全な素人である喪主や遺族をサポートしてきました

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