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5%が世界の海を、瀬戸内海から変えていく

   ”世界の海を、瀬戸内海から変えていく”

笹ヶ瀬川の空き缶やタバコの吸殻

岡山市を流れる笹ヶ瀬川で行われた一斉清掃活動。美しい瀬戸内海づくりに7会場に約600人がゴミ回収に汗を流しました。今回は児島湖水系の清掃活動について書いていきたいと思います。

児島湖水系の自然や魚が好き

瀬戸内海の海ゴミの7割は陸域部から排出され、河川や用水路を経て海に流出しています。
児島湖水系のゴミの多くもこうしたルートで流れ込んでいるとみられます。

岡山の用水路から瀬戸内海の海ゴミ削減を目指す「オカヤマどんぶらこリサーチ」が、一斉清掃活動と同日に用水路をテーマにしたプロギング(清掃)イベントを開催しました!

瀬戸内オーシャンズXとグリーンズによる
「おかやまどんぶらこリサーチ」が企画

”プロギング”とは??
岡山でも数年前から開催され始めた、「ジョギング」と「ゴミ拾い」をかけ合わせ、楽しみながら街をきれいにする清掃活動のこと。

会場の笹ヶ瀬川・下流域の米倉港には
大人から子供まで約50名が集まりました。
プロギングを楽しむランニング愛好家たち

ランニング愛好家によるプロギング(清掃活動)は、スポーツを通じてエンジョイしながら環境意識の啓発や環境問題へ理解を深める事ができます。

沢山のランニング愛好家に集まっていただきました。ありがとうございます!

走る前の準備体操、交通ルールを守る、住民の方や他の歩行者の方にご迷惑をかけない等の説明をした後にグループ分けしてスタート!

プロギング上級者コースのメンバーたち

笹ヶ瀬川の「米倉港」から、用水路沿いを街中に遡っていき、そのルートや周辺の状況などを観察しながらゴミを拾いました。

用水路のゴミに注視しながら清掃活動
観察すると、街中などの陸上で捨てられたゴミが
水門や用水路に溜まっていました。

やがて雨が落ちれば、滞留しているゴミや道端のゴミは側溝から用水路を辿り、河川から児島湖へ流出し、最終的には瀬戸内海へ流れ込みます。ゴミが用水路、河川等を通じて海に流出し、海洋を汚染していることが、よく分かりました。

だから僕たちは「拾う。」

自分の出来る範囲でいいので
道端に落ちているゴミを見つけたら

ゴミ箱に「捨てる。」

岡山市北区問屋町 johnbull 前に設置された
プロギングステーション

少し目線を変えるだけで見落としていたゴミを発見したり沢山の学びや気づきがあります。

米倉港からゴール会場のブランチ岡山北長瀬まで約3kmを楽しくプロギング♪
子供たちのゴールした後のハイタッチ、笑顔、そして「楽しかった」の言葉。
大人も子供も、海や川のゴミについて考える良い機会になったのではないでしょうか。

清掃活動を終え、充実した表情を浮かべる子供達

当日の様子は、RSK山陽放送にてTV放送予定。
●番 組:ライブ5時 いまドキッ
●日 時:3月20日(月)16:50~18:00

3月末までブランチ岡山北長瀬内に
「プロギングステーション®」を設置しています。

環境美化活動のハードルを下げるため
回収したごみの処理などのサービスを提供します。

お気軽にプロギングをお楽しみください。

ブランチ岡山北長瀬に設置したプロギングステーション

最後に環境学習センター「アスエコ」の山田所長が「プロギング街中クリーン大作戦」の時に教えていただいた5%のお話を共有します。

下の絵は、ゴミが発生する社会の仕組み「大量生産・大量消費」を表した絵です。

僕たちが今回やった活動は、受皿の下でこぼれてきたゴミを拾ってきた状態です。

もちろん価値のある事です。

しかしキャパシティは限界まできていて、原因である元栓を閉めた方がよいのでは??と

どんなにリサイクル活動をやっても
そもそもゴミが発生する社会の仕組み「大量生産・大量消費」を変えないといけない。

じゃあどうするか?
その仕組みが変わるように
社会を大人を動かすこと!

5%の人が変わると社会が変わる!
と言われています。

岡山県人口は186万人。5%なら約9.3万人。
今日は約50人が参加してくれたので、その人達がそれぞれ5人の人に伝えたら250人。
伝えた人達が更に他の人へ伝えていくと
ものの数回で5%に到達します!!

こうした清掃活動の輪が広がり
社会・環境問題として認知されれば
きっと美しい海や川を未来に残せるはず。

少しでも海や川を守りたい人に響いてくれたら幸いです。自分でできることを少しずつ。

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