スペインレポート ダイバーシティ＆インクルージョン
4月末〜10日間ほどスペインへ行っていました。目的は「スポーツとは何か？」を探求する旅。3年ほど前から関わらせていただいているA-MAPというアスリート限定のオンラインプログラムをやっているアポロプロジェクトの企画でお声かけいただきました。
今回はダイバーシティ＆インクルージョンという視点で見てきたことをレポートしたいと思います。他にもいくつか記事を書いていますのでよかったらお読みいただけたらと思います。
10日間ほどの滞在はスペインのバレンシア州カステリョン県ベニカシムという地中海に面したビーチが近いところでした。
毎朝何人かのメンバーで日の出と共にランニングをしていました。
日の出時間が日本より結構遅いのでのんびり起きてもこの景色をみることができる。一緒に走った方が「クリスチャンラッセンみたいだな〜」って。確かに！こういう素敵なアートありますよね。滞在中毎日走っていたのですが本当最高に幸せな時間でした。
走っている時はなんとなく、砂浜じゃなくて走りやすい道があるな〜って感じで思っていたのですが、昼間になってよくみると海岸沿い全部こうなっている。シャワーまでもちゃんと行きやすいように板が敷いてあって。ビーチも車椅子の方が入れるようにバリアフリーになっていました。
私は青梅という自然豊かなところに暮らしていて、ラフティングやカヤック、SUPなど、川でのアウトドアアクティビティもするのですが、車椅子や障がいのある方も気軽に楽しめるかというと、まだまだ環境が整備されていないんですよね。最近乙武さんが来てくださっていたようで、日本でもアウトドアフィールドのバリアフリー化が検討されていくといいなって思います。
こちらはスーパーマーケットのお魚売り場の背面のモザイクタイル。素敵ですよね〜。
これは前に見学させていただいたビジャレアルFCのオーナー企業pamesaの障がい者雇用の方々が作っているそうです。
実際に作っているところも見学させていただきました。障害があっても社会と繋がって、仕事をして、自立していけること。とっても大切ですよね。セラミックタイルのモザイクタイルを作っている工場ではみなさんとても楽しそうに働いていました。
今回色々見させていただいて感じたのは、障がいがある方が制限を受けることなく仕事や余暇を楽しめるように当たり前に整備されている、ということ。日本はまだまだこの意識が薄いなって感じました。イベントでも障がいのある方の受け入れ体制が整っていなかったり、フィールドへのアクセスが整っていなかったり。そしてそのことを「仕方ないよね」と障がいがあるかたに遠慮してもらう、みたいな風潮もまだまだあるなって思います。普通に参加、参画できて当たり前という社会に少しずつでもなっていくといいな、と思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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