政令指定都市めぐり【第19回】

昨日で、関西の政令指定都市は、すべてめぐり終えた。

残るは、関東地方の千葉市とさいたま市である。

堺市駅から、千葉駅に向かうとき、飛行機が速いのか、新幹線が速いのか、じっくり比較したことがあるだろうか。

今日は、そこも検証しながら、千葉市に移動しよう。

まず、新幹線で新大阪駅まで戻るならば、堺市駅から大阪駅まではJR快速で約30分、大阪駅から新大阪駅までは4分で行けるから、切符を買っている前提でそのまま新幹線に飛び乗るなら、新大阪から東京までは、「のぞみ」で2時間30分である。

その後、JR在来線の総武線快速に乗り換えれば、千葉までは約40分かかる。

つまり、乗り換え時間も含めて約4時間かかる。

では、飛行機はどうかというと、堺市駅からJR阪和線快速(日根野駅で関西空港と和歌山方面に列車が切り離される)に乗ると、こちらは約40分かかる。

関西空港から羽田空港まで飛行機でかかる時間は、平均1時間15分である。その前後の時間を横に置いておいて、羽田空港から京浜急行電鉄(=京急)で快速に乗れば約16分、品川から千葉まではJR在来線(横須賀線・総武線)で東京経由で約50分である。

乗り換え時間も含めて、こちらは早くても3時間30分と見込みたいが、飛行機の手荷物検査やチケットカウンターでの手続き、空港の搭乗ゲートから鉄道駅までの歩行距離を考えると、結局、新幹線と変わらないのである。

私なら新幹線を選ぶ。皆さんは、どうするだろうか。

さて、千葉市の行政区は、中央区・花見川区・稲毛区・若葉区・緑区・美浜(みはま)区の6区で構成されている。

千葉市の観光スポットは、正直これといったものがない。むしろ、浦安市のディズニーランドのほうが集客力がダントツで高い。

ただ、美浜区には、日本最大級の複合コンベンション施設があることで有名である。

そう、国際展示場・国際会議場・イベントホールの3つが入っている幕張メッセである。

幕張メッセの最寄り駅は、JR京葉線の海浜幕張駅で徒歩5分圏内なのだが、千葉駅から一直線では行けない不便さがある。

JRだと蘇我駅で乗り換えが必要で、千葉都市モノレールに乗っても千葉みなと駅で乗り換える必要があり、どちらも乗り換え時間も含めてトータル約20分かかる。

ただし、羽田空港や成田空港から直通バスもあり、それに乗れば、なんと電車の乗り継ぎよりも早い約40分で到着する。

荷物が重い人は、空港から幕張メッセまたはディズニーランドへの直通バスに乗り、付近のホテルに先に荷物を置いてから、千葉市内をぶらぶらすると良いだろう。

ちなみに、中央区に全長113メートルの千葉ポートタワーがあるので、最寄り駅の千葉みなと駅(=千葉都市モノレールの駅)で降りて、そこから房総半島や東京湾を眺めてみるのもよいかもしれない。









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