生活の知恵講座【第81回】
この講座も、いよいよ残すところあと20回である。
今週は、昨日と今日の2日間、開催された箱根駅伝から学べることを話題にしよう。
選手一人一人の頑張りに感動して、「よし、明日からまた仕事を頑張ろう」となる人もいるかもしれないが、私は別の角度でこの恒例イベントを見ている。
走ることは、私たち全員に共通することであり、「あんな走り(速い走り)は、私には無理だ」という考え方で、自分と他者を比較するのは、考え方としては後退している。
確かに、トップクラスの選手のタイムに並ぶのは難しいが、そのタイムに近づくことはできるよね?と言えば、反論できる人はいないだろう。
トップクラスの選手のタイムに近づくということは、すなわち、「自分のタイムを1秒でも上げること」だからである。
箱根駅伝の各区間は、だいたい20キロである。それを選手は、1キロ3分前後のペースで走っている。
3分前後のペースを維持して走り続けることで、1時間余りのタイムで、襷を繋げているわけである。
どんなにアップダウンがあるコースでも、一定のペースで1時間走り続けることができたら、素晴らしいことである。
ただ、トップクラスの選手でも、1キロごとのラップタイムがピタリと同じ数値にはならない。
つまり、「1秒を削り出す」余地があることになる。
これは、私たち素人にもできるのである。明日から、その考え方を具体的に説明しよう。
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