身につけたい清掃習慣(7)
台所のシンク、浴室の中、トイレの便器まわりという3大スポットの清掃習慣が身についてきたら、ほかの場所もチェックしてみよう。
これからの季節に、水分の拭き取りをしっかり行なわなければならない箇所が、もうひとつある。
それは、窓の結露である。
小窓よりは、テラスやベランダに通じるガラス戸の結露のほうが、やっかいである。
一般的には、ガラス戸のサイズは、2面合わせて横100cm程度、縦200cm程度の大きさである。冬の早朝などは、乾いた雑巾で拭き取っても、すぐに雑巾がビチョビチョになり、水が滴るくらいの分量の結露ができていることが分かるだろう。
また、ガラス戸の敷居やカーテンレールの設置箇所付近も、水滴がたくさんついている。
それを、どうせ日光が差し込めば乾くだろうというふうに考えて放置していると、水滴がついている周辺が黒カビの温床になる。
それに加えて、ガラス戸に触れるカーテンの裏側も、ところどころに黒いカビが付着する。厚手のカーテンは、ガラス戸の敷居スレスレに垂れ下がっていると思うが、そのカーテンの下っ端も黒ずんでくる。
私たちが、結露の拭き取りに面倒臭さを感じるのは、寒い冬に一番冷える窓際やガラス戸の掃除などしたくないという抵抗感があるからである。
冬に雪や雨が多く降る地域は、晴れの日に恵まれることも少ない上、結露が一日中ずっと蒸発せずに残っている場合が多い。
だからこそ、窓やガラス戸の乾拭きも、毎朝5分間の日課として位置づけておいたほうが良いだろう。
冬は、夏よりもこういった掃除が増えるのだが、衛生的な生活を送るためには、やはり手間を惜しまずに取り組んだほうがいいのである。
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