■連載「私が、着物図案家となるまで」始めます
私・芝崎るみは、江戸から歴史が続く吉原(台東区千束)で、「ルミックスデザインスタジオ」を主宰しています。ここではキモノ、ゆかた、手ぬぐいなど和物の図案を考え、制作しております。
キモノ図案家としての経歴はかれこれ30年。多くのメーカーや問屋さん、百貨店さんと仕事をしてまいりました。また「Rumi Rock」のデザイナーとして意匠・制作をしております。学校は文学部を卒業し、その後服飾系専門学校にも進みましたが、着物の図案については就職してから実践で習いました。多くの素晴らしい人たちとの出会いや幾多の偶然が重なってきもの図案家となり、今のような仕事となってきました。2020年にはイギリスにあるV&A博物館にてルミロック浴衣が収蔵され、日本でのものづくりが一つのデザインスタイルとして存在できた気がします。
優れた人たち、気のおけない人たちとの制作、はたまた事件など、今のうちに思い出せることを言葉にしておこうと思いnoteにまとめようと思いました。この1年半で人と話す回数が減り、記憶がだんだん薄らいできたような気がします。大事な事柄と思うこと、とるに足らないと思うこと。
戦前ー昭和の時代(一部平成)の記録です。今ですと問題なことも時効? 暖かく見守っていただけたらたすかります。
【目次一覧】
■ 文盲のおばあちゃん(公開日 2021年7月1日)
■ 秩父のシェルパ、おじいさん(公開日 2021年7月9日)
■ アメリカのおばさんの話(公開日2021年9月19日)
■ 着物の思い出(公開日2021年11月9日)
■ 兵隊が家にいる家庭(公開日2021年11月12日)
■ 新八犬伝、辻村ジュサブローの人形劇
■ 天下堂々、天下泰平、鳴門秘帖、市川雷蔵
■ 三遊亭円朝のテレビで死神
■ 科学へのあこがれ
以下続くーー(事情により、内容が変更する場合があります)
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