実体験からひもとく「読書のメリット」の実際のトコロ・①「語彙力や知識が増える」について

・はじめに、巷で言う「読書のメリット」について

ルカです。みなさん、今日も楽しく読書されていますでしょうか?

読書、楽しいですよね。時間忘れますよね。

しかも、読書には様々なメリットがあるらしいです。「読書 メリット」で検索すると、それらしいサイトや記事が出ること、出ること……。

読書のメリットはたくさんあるらしいですよ。概ね共通しているのは、「語彙力や知識が増える」「想像(創造)力が磨かれる」「ストレスが緩和される」といったことでしょうか。

もちろん、読書のメリットなど関係なく読書を楽しまれている方が多いと思いますが、これらを享受するために読書しているよ、という方も少なくはないと思います。

読書には色々な目的がありますので、それが趣味でも金儲けのためでも全く構わないと思います。むしろ、それで読書に関心を持つ方が一人でも増えてくれれば、出版業界を盛り上げたいと思っている僕からしても非常に喜ばしいことです。

楽しく本を読んで、なおかつ読書のメリットまで享受することができれば、こんな良いことはないですよね。語彙力多いと、なんかかっこいいし。

では、実際のところ、読書のメリットってどのくらい享受することができるのでしょうか?読書好きの方なら、一度は気になったこと、あるのではないでしょうか。

というわけで、今回から何回かに分けて、僕の実体験に基づいて、読書一般的な読書のメリットというのは、読書をすることによってどの程度享受できるのかということを考え抜き、その上で検証した結果をつらつらと述べていこうと思います。

また、一般的な読書のメリットとはまた違った、個人的にこれも読書のメリットではないか?と感じた、僕が実際に享受したメリットのようなものも、併せて紹介していけたらなと思います。

なお、あくまで僕個人の実体験に基づく検証、および結果なので、これを鵜呑みにするのではなく、あくまで娯楽的読み物として、参考程度にしていただければと思います。

では、よろしくお願いいたします。

・ルカの読書ステータス

僕が感じる個人的な「読書のメリット」の感じ方をお話していくからには、まずは僕の読書ステータスを公開しなければなりませんね(興味がないよ、という方はすっ飛ばしてください……)。

・高校生まではほとんど読書しなかった
・高卒で社会人になってからは、ビジネス本をたまに読む程度
・会計士の勉強を始めてからも、しばらくは全く本など読まず
・乃木坂46メンバーの影響で本格的に「小説」を読み出す(2015年くらいかな?)
・そこから読書量が増え、最初の頃は月に2冊程度、今は仕事の合間に読み進め、月に10冊程度
・読書に関係あるかは分からないけど、執筆活動をするようになる(2021年〜)

こんな感じです。要は、読書習慣皆無の人間が読書習慣が身に付くほど読書にハマった場合、というのを想定しています。これにより、読書をすることで「読書のメリット」を実際に享受できたか否かが分かりやすくなるのではないでしょうか?

・「読書のメリット」の細分化

先程も述べましたが、一般的な読書のメリットというのは数多く存在します。また、あるひとつのメリットも細分化すればさらに細かくすることができます。たとえば、「読書によって知識が増える」というメリットは、当該「知識」という部分を「漢字」「言葉」「英語」「表現方法」などのように細分化することが出来るでしょう。

これではキリが無いので、今回はサイトや記事で見かけることの多い「あくまで一般的なメリット」をいくつか抽出し、それぞれに対して検証していくこととします。

具体的には、

  1. 語彙力や知識が増える

  2. 読み書きの力が付く

  3. コミュニケーション能力が高まる

  4. 想像(創造)力が高まる

  5. ストレス解消になる

の5つについて見ていくこととします。
 
今回はメリットの1つ目「語彙力や知識が増える」についてです。

・メリットを実感できた部分

まず、実感できる部分としては、「知識」の部分において「漢字」や「雑学」なんかの知識はたしかに増えたかなぁと。そんな感覚です。

特に漢字については、スマホの予測変換機能によって著しく衰えたなと感じます、悲しいことに。だから、本を読んで定期的に漢字に触れないと、読めはしても書けはしないし、なにより思い出せない。したがって、漢字については読書のメリットを十分に享受できているかな?と思います。

そして雑学に関しては、単純に知らなかったことを本で知る機会が多くなりましたね。たとえば、警察小説なら警察の階級や部署ごとの役割なんかを詳しく知りましたし、恋愛小説では花の種類や花言葉なんかを詳しく知りました。

ここでひとつ、一般的なメリットとは少し違う、僕が感じたメリットを一つご紹介すると、読書のメリットとして「今まで全く興味が無かった、あるいは触れる機会のなかった分野を知る機会になる」というのが挙げられると思います。

先程述べた「花言葉」なんかは、その恋愛小説を読んでいなければ知る機会すらありませんでした。こうした、「未知の世界へ興味関心を向けてくれる」のも、読書の大きなメリットの一つではないでしょうか。

・メリットを十分に実感できなかった部分

次に、実感できなかった部分を述べると、たとえば「語彙力」が増えたかといえば、そこは少し疑問を感じました。

ここで、語彙力とは「知っている単語や言葉の数と、それを使いこなす能力」の掛け合わせ、 つまり、語彙力のレベルは「知っている単語の数」と「それらを使いこなせる能力」の両方で決まるとされています。

僕の場合だと、たしかに知ってる単語や言葉は増えたと感じます。しかし、これらを使いこなせるかというと、自信はありません。

というのも、何かの言葉を使った時に、「あ、これは本で覚えた単語だ」とか、「この表現はあの本のやつだなぁ」などといちいち意識はしないからです。つまり、たとえ難しい言葉を使ったところで、本当にそれが読書で身に付いたのかどうかは分からないのです。

この点は、語彙力を定義した場合の「語彙を使いこなす能力」の部分というのは、読書をしただけでは身に付かないことを指しているのではないでしょうか。英単語を覚えただけでは、実際に外国人とコミュニケーション出来るようにはなかなかならないのと似ている気がします。

では、読書をすることによって語彙力を本質的に高めるにはどうしたら良いか。

これについては、読書感想を書いたり、読書会に参加したりすると良いと思います。実際にやっている方も多いですよね。

もちろん、語彙力を高めるためにこうしたことを実施している、という方は少ないかもしれません。むしろ、そんなことは意識しない方が、読書感想も読書会も楽しく実施できますしね。

ここで僕が伝えたいのは、「アウトプットの場を増やす」ということです。急にビジネスチックな話しになってきましたね。しかし、難しい話ではありません。

たとえば、読書会では「この本は面白かった」ではなく、「この本のこの表現が好きだった」とか、「登場人物のこの言葉が胸に刺さった」など、引用する形で話すことで、読んだ本の感想や紹介に深みが出るし、プラスして覚えた言葉や表現をアウトプットすることにも繋がります。ほら、もうすでに「使いこなしている」感じがしませんか?

読書感想でも同じことが言えます。たとえば、読書会に参加するのはハードルが高いとか、僕のようにそもそも感想を言い合える知り合いがいないなどのような場合、ノートやSNSに感想を吐き出すと良いでしょう。

少し話が逸れましたが、要は、僕個人的には読書をしただけで語彙力を高めることはできなかったです。しかし、覚えた語彙をSNSなどでアウトプットすることで、結果的に語彙力を高めることはできたと思っています。できていると思いたい。

・結論:読書をすることで「語彙力や知識が増える」というメリットは、「部分的には享受できた」と感じる

最後の方に述べましたが、読書することにくわえ、適度にアウトプットの場を設ければ、語彙力も高めることができたと感じるが、今回はあくまで「読書で得られるメリット」。読書をするのみでは語彙力を本質的に高めることは難しいかなと、個人的には思います。

ただし、語彙力の基礎となる、知っている単語や言葉を増やすという意味では、読書は大いに役に立つのではないでしょうか?


今回はここまでとなります。次回はメリットの2つ目、「読み書きの力が付く」について述べていきたいと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました! 引き続き、楽しい読書ライフをお過ごしくださいませ☺️




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