【バリ島旅行記⑪】ギリ・アイル発、人生初のスノーケリング体験でウミガメを見てきました!
ギリ3島で人気のアクティビティと言えば、スノーケリング!ギリ島周辺の海は透明度が高く、大きなウミガメに遭遇したり、色鮮やかな魚の群れと一緒に泳いだりすることができます!
そんなスノーケリングツアーに参加することを楽しみにしていたP氏の娘夫妻。私はてっきり、彼らがスノーケリングに出かけている間、P氏と私で子供たちを預かるものだと思っていましたが、「一緒に行かない?」とまさかのお誘い(笑)
実は私、海の綺麗なパースに長年住んでおきながら、スノーケリングの経験はゼロ。多少泳ぐことはできますが得意というわけではなく、正直、スノーケリング自体にもあまり興味がありませんでした。そのため、ツアーに参加するつもりは毛頭なかったのですが、せっかくグループで来ているし、食わず嫌いも良くないよなと思い直し、経験として、スノーケリングにトライしてみることにしました!
というわけで今回は、予定外に参加することとなった、ギリ島でのスノーケリング体験について紹介したいと思います(笑)
ギリ島のスノーケリングツアー
ギリ島でスノーケリングが人気である理由はいくつかあります。一つはウミガメとの遭遇、ならびに遊泳ができることです。ギリ・アイル到着日に港でも見かけましたが、ギリ島周辺には沢山のウミガメがいます。スノーケリングツアーに参加すると、ウミガメに遭遇しやすいポイントに連れていってもらえますので、かなりの高確率でウミガメに会うことができます。また、泳ぎや潜るのが得意な方でしたら、一緒に泳ぐこともできるかもしれません。
もう一つのお楽しみポイントは、海底に沈めれた数々のオブジェや沈没船が見られることです。これらは遺跡ではなく、意図的に沈められたものがほとんどのようですが、それらの周りでカラフルな魚たちが泳いでいる様は、なかなかにフォトジェニックです。特に人気なのは、ギリ・メノの西側にある『恋人たちの石像』ではないかと思います。スノーケリングツアーに参加すると、そういったスポットにも連れて行ってもらえますし、ツアーによってはガイドさんが写真を撮ってくれたりもするみたいです。
予約について
島内にはマリンアクティビティを取り扱うツアーカウンターが沢山ありますし、ホテル等の宿泊施設でも手配をしてくれる所が多いです。ツアーは基本的に、『乗合いのグループツアー』と『貸切のプライベートツアー(チャーター)』の二通りがありますので、ご自身の都合によって選ぶと良いかと思います。
ちなみに、私たちが手配したのは貸切のプライベートツアーです。値段が安いのはもちろんグループツアーの方ですが、私たちは幼い子供たちが一緒でしたから、色々と融通の利くプライベートツアーの一択でしたね。また、私のような初心者がしっかりサポートしてもらうには、やはりプライベートツアーの方が都合が良かったです。
ツアー当日
当日のピックアップ時間は午前9時頃と少し遅めでした。P氏と中心地のカフェで朝食を取った後、バンガローへと戻り、ビーチフロントの朝食会場で子供たちの食べ残したフルーツをつまみつつ、ガイドさんのお迎えを待っていました。
時間になると、全身真っ黒に日焼けした、上半身裸のムキムキガイドさんが徒歩で迎えに来て下さいました(笑) バンガロー前のビーチは浅瀬のため、少し先にボートを停めているとのこと。そのため、歩いてボートのある場所へと向かいました。
ボートのある浜には、徒歩5分もしないうちに到着。ただ、かなり沖の方に停められていたので、水の中をジャブジャブと歩いて向かいました。これはこれで、なかなか新鮮な体験でしたね!こんな事もあるので、スノーケリングツアーに参加する際は、最初から濡れても良い服装で行くことをお勧めします!(長ズボンはお勧めしません)
ボートには、さっきのガイドさんとは別に船長さんらしき人もいて、私たちの到着を待ってくれていました。
早速乗り込むと、その船は、船底の一部分がガラス張りになっている『グラスボトムボート』でした。ガラス部分から海の中を見ることができるので、海に入れない(入りたくない)人がいても楽しめますね!
第1ポイント:恋人たちの石像
私たちが最初に訪れた場所は、ギリ・メノの西側にある、『恋人たちの石像』で有名なスノーケリングスポットでした。私は事前情報無しで参加したので、実際に海に入るまで、そんな場所があることさえも知らなかったのですけどね(笑)
ボートが到着すると、皆いそいそと海に飛び込む準備を始めました。P氏は海の近くで育ち、トライアスロンやサーフィンに精通していて、ロットネスト海峡スイムにも参加するくらいなので、泳ぎは得意です。フィンもつけずにガンガン泳いでました(笑) 娘夫婦もスノーケリング経験が沢山あるようで、何の躊躇もなくどんどん潜りにいってましたね。
一方、私は全然で、日本にいる時は泳ぎとは無縁の生活でした。パースに住むようになってから、ビーチに行ったり、P氏からサーフィンを教えてもらったりはしたものの、泳いだり潜ったりということに関しては完全にヘナチョコで、プールで自己流のなんちゃってクロールができるくらいです。そんな泳ぎに全く自信の無い私は、もちろんライフジャケットをお借りしました!(ライフジャケットもフィンもスノーケルも、ちゃんと貸し出してくれます)
早速海に飛び込み水中を覗くと、そこにはテレビで見たような海中の世界が広がっていました!ライフジャケットを着ているので潜ることは出来ないものの、色鮮やかな魚の群れが目の前を通り過ぎて行きます。あんなにカラフルな熱帯魚(?)の大群を間近に見たことがなかったので、とても嬉しかったですし、本当に綺麗でしたね!
皆と離れ過ぎないように、時折水面から顔を上げて位置確認していると、ガイドさんが「こっちにおいで」と私に手招きしていました。近くに寄ると、今度は私の手を引いて、多くの人達が集まっているポイントまで連れて行ってくれました。
ガイドさんに誘導されるがまま泳いで行き、見えてきたのは、まるで海底遺跡かと思うような石像の群れでした。そう、これがギリ島で最も人気なスノーケリングスポットの一つ、『恋人たちの石像』です。十数体もの男女の石像で円陣が作られており、その中をカラフルな魚たちが泳いでいる様はなかなかユニークで、沢山の観光客が集まり撮影をしていました。
残念ながら、私は水中を撮影するための機材を持ち合わせていなかったので、この記事で水中画像をお見せすることはできません。しかし、有名なスポットなだけあって、『ギリ島 恋人たちの石像』というワードで検索すれば簡単に画像を見つけることができますので、興味のある方は是非調べてみて下さい!
ちなみに、これらの石像は遺跡ではなく、最近(7年ほど前?)になって意図的に沈められたオブジェだそうですよ。
第2ポイント:ウミガメと遭遇
一旦船に戻り、次のスノーケリングスポットへと移動しました。多分、ギリ・メノ東側の上の方だったのではないかと推測します。
海に飛び込み、一人で美しい魚たちの群れを追っていると、再びガイドさんが「こっちにおいで~」と誘導して下さいました。すると、そこには大きなウミガメの姿が!海底を這っていたので、ライフジャケット着用の私は海面から眺めるしか出来ませんでしたが、近くで野生の生き物を見るとやはり興奮するものですね!
後で知ったのですが、ギリ・メノ周辺にはタートルポイントなるものがあるらしいので、多分そこに連れて行ってもらったのだと思います。
ウミガメを見た後は、またマイペースにスノーケリングを楽しんでいたのですが、ここで少し事件が…。ライフジャケットで水面近くを浮遊し続けていた私は、恐らく『波酔い』をしました。精神的にも疲れてくる頃でしたし、じわじわと吐き気をもよおしてきて、少し気持ち悪くなってしまいました。一応我慢できる程度だったので、とりあえずあまり揺れないようにして、体を落ち着かせてから船へと戻り、難を逃れました~。
これも後で知ったことですが、ライフジャケットを着用すると、揺れの大きい水面付近を浮遊し続けることになるため、波の影響を受けやすく、『波酔い』しやすいみたいですね。ラッキーなことに、すぐにランチ休憩に入り休めたので、体は直ぐに復活しました!そういった意味でも、プライベートツアーだとスケジュールに融通が利くので、初心者にとっては安心かもしれませんね。
ギリ・メノでランチ休憩
2カ所でスノーケリングを楽しんだ後は、ギリ・メノに上陸し、ランチ休憩を取りました。
案内されたのは、島の東側にあるビーチフロントのお店で、『ザ・海の家』という感じの食堂でした。水着のままウロウロできる開放的な雰囲気で、エメラルドグリーンに輝く海も美しく、とてもリラックスできるロケーションで良かったです。ただ、しっかり物売りの方も待機していて、アクセサリーや布を売り回っていたのは、ツアーあるあるでしたね。
第3ポイント:ギリ・メノの何処か(笑)
ランチ休憩を終えて、本日の最終スポットへと向かいました。ランチ場所からそう離れていなかったので、恐らくギリ・メノの東側だったかと思います。穏やかな場所で船が停まりました。天気が良かったせいもあるのでしょうが、水の透明度がとても高いように見えました。
ここでP氏に促され、いよいよ6歳の上の子も覚悟を決め、海に飛び込みました!最初は怖がっていたものの、一度海に入ってしまえば慣れるのに時間はかかりません。すぐに夢中になって、人生初のスノーケリングを楽しんでいました。というか、若干6歳にして海外でスノーケリングだなんて、ほんとメチャクチャ恵まれてますよね~。
一方、私は波酔いと集団行動に疲れ始めていたこともあり、ここでは海に飛び込まず、下の子を見ながらカメラマンをしておりました。がしかし、ここにきて下の子がギャン泣き(汗)「マミ~!」「ダディ~!」と叫びまくり、P氏やP氏娘が戻って来てなだめても、今度は「ダディじゃないと嫌だ~!」となってパパも帰還。でもまあ、しょうがないですよね~。3歳になりたての子にとっては、何時間も狭いボートの上にいるのは大変ですもんね。いつものお昼寝の時間も過ぎてるし、むしろ、それまで良く頑張ったと思います!
というわけで、下の子の限界が来たところで、私たちはギリ・アイルへと戻りました。
最後に
最初こそスノーケリングにはあまり興味のなかった私ですが、人生初めてのスノーケリングツアーはとても楽しめるものでした。やはり食わず嫌いは良くないってことですね!
とは言え、『こういう風に出来たらもっと楽しめるんだろうな』と思う点もそれなりにあったので、次回のために記しておこうと思います。
①ライフジャケット着用について
今回は自分の泳ぎに不安があったので、ちゃんとライフジャケットを着用しました。もちろん安全の確保が一番大事なので、ライフジャケットは必要でしたし、全く不満はありません。ただ、そのサイズが合わなくて(大き過ぎて)、泳ぎ難かったなというのは事実としてありました。ライフジャケットが浮き過ぎて、顔やマスクに引っ掛かり、前が見えないなんてこともザラでしたし、脇の辺りが擦れて血が滲んでしまったりもしたので、体にフィットするサイズがあれば良かったのになとは思いましたね。
そして、やはりライフジャケット無しでも自由に泳いだり潜ったりできるスキルがあれば一番良いなと感じましたね。今回は初めてのスノーケリングだったので、水面近くを浮遊するだけで十分楽しかったのですが、少しでも『潜る』ことが出来たら、さらに楽しいだろうなと思わずにはいられませんでした。今回は余裕が無さ過ぎて、魚やウミガメを目で追うことで精いっぱい。きっと珊瑚もあったでしょうに、全然記憶に残っていないのは、そこに意識を向けるだけの余裕がなかったからでしょう。
次回さらに楽しむためには、もっと自由に泳いだり潜ったりするための練習が必要ですね。パースには沢山のスノーケリングスポットがありますし、今度パースに帰ったら自分専用のフィン等を買って、プール等でしっかり練習しようと思います!
②水中カメラの用意
これはどちらかというと後悔ポイントでしたね。海底のオブジェやウミガメ、色鮮やかな魚たちの写真や動画を残せなかったのは非常に残念でした!
もともとスノーケリングをするつもりで来ていなかったので、水中カメラを用意していなかったのですよね。GoPro自体は持って来ていたのですが、結構古いモデルなのと、一部部品が取れやすくなっていたので、ハウジング無しで水中に入れるのが怖くて使用しませんでした。現地ではGoProのレンタルもしているので、料金次第ですが、それを利用しても良かったかもしれません。いずれにせよ、水中で撮影できるカメラは絶対に欲しいなと思いました!
以上、今回はギリ島でのスノーケリング体験をお届けしました。スノーケリングは初めての体験でしたが、貸切のプライベートツアーだったのでリラックスして臨めて良かったです。まあ、波酔いはありましたが、ウミガメにも遭えましたし、カラフルな水中の世界を覗くことができて大満足でした!
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