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理想郷を創りたいのかもしれなくて、慄いている。
淀みない力が錆びをも溶かす
21の春だったから、あれからもう4年。
生き方を見失ってから突如始まった鬱病とのシェアボディ生活。2年半くらい共生して円満にお別れ、その後の1年半は自己理解が深まったことで余計に自分の特性と付き合って生きる術が分からずに悶々とする日々を送っていた。客と接点のないアルバイト、会話は家族だけ。計4年。社会と疎遠だった。
HSP(感受性の高い気質)やINFP(希少な性格特性)な傾向があることは受け入れながらも、自らをカテゴライズしたりマイノリティな存在を公言することで自分に酔いしれ他人と距離をとる傾向にも注意を払い、目に光を取り戻すための何かを探してた。
それが最近になって、空白のように感じていた4年間が無駄ではなかったんじゃないかと強く思えるようになった。
創造性を発揮して個人の可能性を開花させることで
自分らしく生きる人を増やし、鮮やかな街づくりをしたい
この2行に僕の人生のビジョンが詰め込まれている気がする。25年生きてきて、最も淀みなく「これがやりたいです」と言える。
かっこよく言うと『使命』。
長ったらしく言うと『自分の潜在能力を最大限に引き出せて、最もモチベーション高くあれる理想の生き方』。
僕にはやりたいことしかできないという壊滅的に面倒な性格がついて回る。飽き性。本質、意義、感情を大切にする。現実、計画、実行に関して非常に弱い。心が動かされないと体はピクリとも動かない。どん底を味わってしまったおかげで、そんなに頑張らなくても生きていけるなら頑張りたくないと思ってしまう。下手に頑張るとまた堕ちる。
心先行で動ける何か大きなエネルギーを秘めていることは間違いなかったから、どうしてもそれが何かを突き止めたかった。自信は持ち過ぎないようにしているけど、本質を見抜くことが得意。他人に対してはよく能力が働くのに、自分に関してはなかなか見えてこなかった。
それがようやく胸の裡に散乱した情熱をひとかたまりにできたって感じ。再びこの錆びきった体が内なるエネルギーによって勝手に動き出してしまうかもしれない。
自分にとって人生の舵を切る大事なタイミングであること、何かと生き辛い理想に生きるINFP仲間の一助になりたい、という2つの想いがあります。ちょっと笑えるような文章を書きたいのを我慢して自分の整理の為にも真面目に書きたい、のを我慢して楽しく読んで欲しいからきっと幾らかふざけることでしょう。
キザな『使命』をほぐす。
![](https://assets.st-note.com/img/1649063162469-TTE8bACAUg.jpg?width=1200)
創造性を発揮して個人の可能性を開花させることで
自分らしく生きる人を増やし、鮮やかな街づくりをしたい
さっきのコレ。便宜上、『使命』と略させていただきます。かっこいいからじゃありません。便宜上です。あくまで。
キザなワードがチョイスされていますね。
読者は何を言ってるのか分からないかと。
筆者は小っ恥ずかしくて直視できていません。
両者に向けてやわらかく説明しましょう。
クリエイティブな仕事を通して
その人の魅力を引き出すことで
人生を自分らしく楽しめる人を増やし、
活気のある歩いてい気持ちのいい街づくりがしたい
少しほぐしてあげるとこんな感じ。
さらに、500Wで28秒くらいレンチンしてあげるとこんな感じにどろっとしてきます。どんな素材だよ。
魅力的に見せるためのアイデア・デザイン・ブランディングなど、クリエイティビティを必要とする分野で仕事がしたい。個人事業主など少数で頑張っている方たちの魅力を引き出す・伝えるサポートがしたい。そして自分らしさに気づけていない、自分らしく生きられていない人たちが笑って生きられる社会にしたい。もっと人はいろんな色を発していていいはずなのに、考えるのをやめて自律しないまま組織に所属することで色を失っているひとが多い。自分のように世界に絶望してほしくない。だから、自分の色に気づく・発するためのお手伝いをすることでもっと鮮やかな社会にしたい。そんな目移りしてしまうような素敵な社会で思いっきり息を吸って吐きたい。
ぎゅっと固まった使命も溶かしてしまえばたくさんの想いが。僕が自信をもって、エネルギーをもって、周囲を動かしながら生きていけるゾクゾク必至の未来。
「何が楽しくて生きてたんだっけ」
「何のためにみんな頑張って生きているんだろう」
こんなことを考え続ける、自分との対話ばかりの生活のなかで、確かに燃え続ける情熱を少しづつ集めた結果、ようやく体が反応するほどの内から沸く理想を言語化できました。
続きまして、この使命を構成する『情熱』のみなさんをご紹介致します。
胸の裡に散乱した情熱
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空白かと思われた4年。その道中で出会った情熱たちが、胸の裡で決して火を絶やさないでいてくれた理由を書いてみます。理想や使命無くしてはエネルギッシュに生きられないINFPや、自分の本音を探りたい誰かのヒントになれば嬉しいです。
《胸の裡に散乱していた情熱のみなさん》
・「クリエイティビティを発揮したい」
⇒創造力を必要とする仕事でないと、一瞬で飽きる。意味を感じない、単調な仕事は人一倍苦痛に感じてしまう。常にユニークを求めている。人の魅力や本音を引き出すのがかなり得意。
・「小さな単位に働きかける仕事がしたい」
⇒HSPのために人から得られる情報があまりにも多く、一度に大人数と関わったり組織の一員として動くと力を発揮しづらい。
・「自分にあった生き方を選択できる人を増やしたい」
⇒あやふやな自分を追い詰めてしまい鬱になった経験から、同じ轍を踏みそうな人を助けたい。ストレスフルな人が減ると、他人の負の感情に疲弊してしまいやすい自分も過ごしやすくなる。
・「クリエイティブで鮮やかな社会の創造に貢献したい」
⇒人が活き活きと生活していてストレスフリーな、視覚的にも気持ち的にも鮮やかに感じる街づくりがしたい。他人や社会に意味のある形で還元されないと、モチベーションの維持がかなり困難。
ここでもう一度。出でよ。
創造性を発揮して個人の可能性を開花させることで
自分らしく生きる人を増やし、鮮やかな街づくりをしたい
『使命』。かっこいい。
これに集約されるわけです。
たくさんの失敗、思い込み、内省。
もっとたくさんの支え、指摘、赦し。
これらがあったから見えてきた。
生きてて良かった。
繊細な小心者、野望に目覚める
![](https://assets.st-note.com/img/1649063347401-xj5ZbU7uLm.jpg?width=1200)
できればそろそろ人生のターニングポイントであってほしい。でも、できればでいい。ちょっと退屈してきただけだから。今さら生き急いでなんかいない。だってもう同級生だった彼らは社会人4年目の年。彼らのように目の前のことにコツコツと全力で取り組むことだって素敵だ。自分のようにフラフラしながら心魂を傾けられる大きな目的が見つかるまでは内なる世界に集中したっていい、と言い聞かせたい。というかもう分かっている。サンクコストがあるからだろう。自分にとってはこの遠回りが実は近道なんだと思うしかないし、そうしなければ溜めに溜めたエネルギーはどうなる。
もちろん自分にたいして不信感はある。考えてばかりで何ひとつ現実に対して作用していないから。モチベーションをもって本気で取り組んだことが一度もないから。現実に落とし込まなきゃ自信がいくらあったって認められない。
就職できなかったけど代わりにいろいろ学ぶこともあって、人間的にかなり成長ができたのは間違いない。今度は他人との関わりの中で自分をどう活かすかを試行錯誤しなくては、使命の達成は絶対に叶わない。
そして就職した同じような気質の持ち主もまた、苦しさや虚しさとはまた少し異なる違和感を抱えながら日々を見送っていることは容易に想像ができる。
僕のいう鮮やかな社会とはどんなものなのか。具体的にはどうしていけば理想に近づけるのか。歩みを進めていくことでよく分からなくなってくることもあるだろう。けど、それを取っ払うだけの突き動かす何かを掴んでもがいていれば辿り着く予感はしてる。
多くの人に影響を与えることはできないかもしれない。直接関わることのできる人はほんの一部。でも、小さく、丁寧に、したたかに生きることで、大きい何かを、思いっきり、派手に変えてやりたい。
実現不可能だと思いこんでいたから考えもしなかった。社会を変えることこそが最も自分のためでもある。まさかそんな素質があるとはとても思えなかった。
ゲームの世界観に浸るのが好きでひたすら探索して宝箱コンプリートしたり、国際ボランティアサークルと学園祭実行委員会のどちらかで悩んだり、大学ではまちづくり専攻していたり、絶対に将来は大物になるとよく言われたり、やたら相談されたり頼られたり。
世界に惹かれるところや、沸々としたエネルギーを人に感じさせたりしている節はあった。自信を持っていい。
ゴールだけ見ると「理想郷の創造が目的」というダークサイド側だったら阻止されそうな危なっかしい文言。ちょ、ちょっと慄いているが、か、叶えてやるから邪魔するんじゃぁねぇ。
いただいたサポートは、夢の実現に必要な勉強(空間づくりの勉強になる本や映画の購入、気になるカフェや公共空間へ実際に足を運ぶなど)に投資させていただきます! 吸収した知見はできるだけ記事にして皆さんに還元し、一緒に共有できたらと思ってます。よろしくお願いします!