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橿原神宮と畝傍山🦌

先月、橿原神宮行って畝傍山登りました。

大和三山のひとつ、畝傍山は近鉄沿線ハイカーさんにはお決まりというかお馴染みというか、大切にされているお山です。奈良県橿原市です。

橿原神宮前中央口からまっすぐ歩いて参道です。
賑やかしいお店や通りは別の出口から。
7:00橿原神宮一の鳥居。
まだ人があまりいません。狙い通り。
二の鳥居をくぐって振り返ってみます。
伊勢神宮の雰囲気と少し似ています。
砂利が掃かれた直後―ッ 向こうに畝傍山!
橿原神宮の設計、伊東忠太
平安神宮とかニコライ聖堂とか大倉集古館とか設計した人。
いい時間帯やな・・・人がほぼいません。
6時前とかやと暗いから怖いしな。
をを、龍が五爪。
五爪の龍は皇帝級。
初代神武天皇が祭神。
建国記念日の二月十一日は神武天皇の即位日。
賽銭箱の向こうには行けません。
本殿は京都御所からの移築とか。
敷地内、長山稲荷。
神宮鎮座以前からの、もともとの土地の神様です。
これははじめからあるものでしょうか?
光が差し込む鳥居の道。ありがたく。

鳥居一基建立に寄付は80万円(←コスト気になる)。
北参道途中、畝傍山への登山口があります。
行くに。
はじめは熊野権現が祀られていたものの、
変遷あっていまは媛蹈鞴五十鈴媛命が祭神の東大谷日女命神社。
これは興味のあるところなので、ちょっと時間をかけて考察(妄想)したい。
なだらかです。
てくてく
途中で追い抜いたりすれ違ったり。
もう降りてくる人もいます。
山の中腹あたりか、見晴らしの良い地点。

杜牧の「江南春」という詩があります。

千里鶯啼緑映紅
水村山郭酒旗風
南朝四百八十寺
多少楼台煙雨中

せんりうぐいすないて みどりくれないにえいず
すいそんさんかく しゅきのかぜ
なんちょう しひゃくはちじゅうじ
たしょうのろうたい えんうのなか

春の、ちょっと曇った天気または小雨のときに遠景を臨むとこれを思い出します。古都は特にこういう詩がいい。ちなみにここは平城京ではなくて、飛鳥宮とか藤原京の土地です。

この詩については泉聲悠韻老師の記事がとても詳しいです。いつもほんとに勉強させてもらえます。多謝。


まだ上ります。
てくてく。
このあたりでは、この中大兄皇子の歌があちこちで紹介されてます。
杜牧の「江南春」と違って・・・良さがわかりません・・・(汗)
多分わたしは共感力と情緒の何割かが壊死しているのでしょう。
登山口から30分程度で頂上です。

「江南春」が脳内連続再生です。この日も雨が降りそうな、降らなさそうな。

なんでぶれたん。

気になってたのは畝傍ではなく畝「火」ってとこ。
死火山だということだけど、命名当時はたまに火が出てたのですか?
どなたかご存じですか?

誰がかけたか、時刻はあってます。
人為的な火おこしはやめましょう。
来た道の逆を行きましょう。
どっちにいっても橿原神宮。
イトクノモリ古墳へ抜ける道は、さっきよりも少し傾斜があります。
両手開いてる方が安全な気がしますが、
実は私は片手におにぎりせんべい梅味を持っています。
トレイルランナーさんとすれ違う。
私もかなりそれ風の格好をしていましたので同族だと思われましたね?
平地に出てきました。
史跡指定されていないし、被葬者も不明。
前方後円墳だったものが削られて後円墳がわずかに残るのみ。


今回、この後の都合上、ミサンザイ古墳行ってないし、もう一度近いところで参拝したいと思います🦌
ミサンザイは陵(みささぎ)の転化のようですが、イトクとは・・・?

畝傍山近辺については、noteでもみなさまとても親切な記事にしてくださっています。

noteはいろいろ勉強、参考になります。ありがとうございます。


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