ジンバブエ17

僕がラグビー登山家になるまで 24歳 | ファーストキャリアの話。

僕が就職活動中の間は、まだラグビーW杯の日本開催が決まっていなかったが、絶対に来るとの予想があった。そのこともあり、来るべきラグビーW杯関連の仕事に関わりたく、マスコミと広告代理店しか僕は考えていなかった。しかし、それが全滅し、僕は狼狽しきっていた。

どうしようと大学の掲示板を眺めていたら前職の大学推薦枠があった。僕は理工学部数理科学科ということもあり、ITとの親和性は高い。推薦といっても半分以上は落ちるのだが、これにかけるしかなかった。面接はボロボロだったと記憶しているが、予想に反して僕は内定を頂いた。


僕が社会人としてキャリアをスタートさせたのはITの中でもシステムインテグレーター(以下、SI)と呼ばれる業界であった。

僕も入社前までは世間一般的な感覚でITに対して、フワッとしたイメージしか持っていなかった。ITは現代の万能薬であり、夢(Dream)に満ち溢れている。しかし、社会人として初めて直面した壁というのはそのイメージと目の前の仕事のギャップであった。

僕は某取引所の基盤系システムを担当していた。主な業務としてフロント系サーバーをガチガチ作ることであったが、そこに夢(Dream)があるかと言えば、答えることも難しい。前職の仕事というのは顧客のあるべき姿(Will)を整理し、それに適した開発チームをアサインし、適切なソリューションを考え抜き、プロジェクトに落とし込むことであり、そもそものところでフワッとした夢(Dream)の話が入る余地がないようにも思えていた。SIの方々というのは超現実主義者たちの集団であり、どちらかと言えば、夢(Dream)の話を毛嫌う傾向があるようにも思えてしまう。

しかし、前職を辞めて1年半経ち、資金調達のために色々な業界のトップの人と会っている身として、SIが期待されていることは非常に大きいと感じている。恥ずかしい話、前職にいた時はそのことを全然感じることさえできていなかったが、トップが求めているのは夢(Dream)への道筋なのだ。

SIの人間は顧客の血液の流れがどうなっているかわかっているからこそ、顧客の夢(Dream)をSI側でデザインできれば、SIらしい地に足のついた提案になる。絶対にそれは顧客は喜ぶはずだ。多くのSIの人間は自分たちのスコープを決めてしまっており、そこからはみ出したことは範囲外と決めつけている人はどちらかと言えば多いような気がする。

遊び心をもって顧客と話し、夢(Dream)を語るべきだ。

日本の将来は間違いなく、SIの人間の手にかかっている。SIの人間が現状の仕事で満足するならば、日本の設備投資は進まない。SIの人間ができることをもっと増やすためにも、夢(Dream)に触れ、自ら夢(Dream)を語れ。



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