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ドトール・ラヴァー

どんなに寒い日でも、コーヒーはアイスを飲んでいる。
先日、ドトールに入ったら、私以外は皆、ホットドリンクを飲んでいた。

ドトールはリモートワークのランチでよく利用している。休憩時間はゆっくりコーヒーを飲みたい。もちろん、アイスで。

私が住む街にはスタバもあるしタリーズもある。本格的なコーヒーを提供する店もある。
けれど、やっぱりドトールを選んでしまう。

絶対にスタバを選ばない理由はひとつ。
「トール」とか「グランデ」と言うのが恥ずかしいからだ。
なぜと問われても答えようがない。恥ずかしいものは恥ずかしいのだ。
イラストレーターの故・安西水丸さんはカレーが大好物だった。でも、新宿中村屋では、メニューに書いてある通り「カー」と言うのが恥ずかしくてなかなか注文できない、と仰っていた。
そのお気持ちにちょっと似ている。
なぜ、S・M・Lじゃダメなのだろう?
他のコーヒーチェーンとの差別化を図りたいのかもしれないけれど、なんだか「気取っている」感じがして嫌だ。

ところで、私がよく行く世田谷の某駅前にあるドトールには、いつもお年寄りがたくさん。個人経営の喫茶店が少なくなったせいだろうか、ご隠居様たちの憩いの場となっている。
でも、アイス・ドリンクを飲んでいるお年寄りを見たことはない。
そう遠くない未来、ご隠居になった私は、ここでアイス・コーヒーを飲むだろう。午後の仕事なんて、もう考えなくていい、幸せなコーヒータイムを満喫しよう。「うまいコーヒー180円」の時代から、ずっと愛しているドトールで。

関係ないけれど、スポーツチームを○○ジャパンと称するのも、いい加減、恥ずかしいからやめて欲しいと思うのは私だけだろうか。

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