RUCOCO

お昼休みにさらっと読めるエッセイ、短編小説を書いています。大好きな海や猫のお話、円高の…

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お昼休みにさらっと読めるエッセイ、短編小説を書いています。大好きな海や猫のお話、円高の時代に行きまくった旅先での出来事など、少しずつ公開していきたいと思います。

マガジン

  • エッセイ~日々の戯言、独り言~

    猫の話、酒の話、どうでもいい話。日々思い浮かぶことを綴りました。

  • 旅エッセイ~遠い空、遠い夢~

    世界のあっち、日本のこっちで私が見た風景。お腹の底から笑ったこと、感動したこと、怖かったこと。旅先の出来事をエッセイにしました。

  • ふらり、神戸

    神戸を旅した記録。 子供の頃からなぜか神戸という街に惹かれていました。初めて訪れたのは20歳の頃だったと思います。いつもの風景なのに、新しい感動がある。不思議な街です。 旅行記ではなく、エッセイ風に綴ってみました。

  • Tシャツでめぐる旅

    どんなに暑くても、夏が好きです。一年中、Tシャツで過ごせたらいいのになあと、常に思っています。 世界のあっちで日本のこっちで買いまくったTシャツには、どれも思い出が付随しています。 旅先での出来事とともに、Tシャツコレクションを紹介するエッセイ集です。

最近の記事

  • 固定された記事

*自己紹介*~落ちこぼれ作品のために~

はじめまして はじめまして。 RUCOCOです。 コンテストに応募してボツになり、推敲して別のコンテストに応募してまた落ちて……。 そんなかわいそうな作品たちを、せめてどこか日の当たる場所にと考え、noteにたどり着きました。 上手くないけれど、写真も好きです。文中の写真は自分で撮影したものを使っています。 こんなヤツです 海と高原と温泉の街で生まれ育つ。 バブルに浮かれ、散財したのち、結婚→再就職。 30代からスキューバダイビングにはまり、世界の海を潜りまくるも、2

    • なんじゃもんじゃと最近のドト活

      なんじゃもんじゃもそろそろ見納めかなと思い、昼休みを利用し、早足で見にいってきた。 先週末は「純白」という形容詞がぴったりなほど白く美しかったけれど、少し茶色がかってきたかな。それでも十分きれいで、癒される。 外に出たついでにランチ……といっても時間がないのでやっぱりドトール。 メニューに「てりやきチキン&きんぴら」という見慣れぬ文字が。 ミラノサンドの新作らしい。 新メニューは試さないと気が済まない、私は非公認ドトール研究家。 もちろん注文(^^) 薄くスライスされたチ

      • なんじゃもんじゃを知っていますか?

        季節が変わり、桜の花が散り新緑を芽吹かせる頃、艶やかに白い花を咲かせる大木がある。 ヒトツバタゴ、別名「なんじゃもんじゃ」。 名前の由来には諸説ある。 あまりにも珍しい木なので、 「この木はなんじゃ?」 と、尋ねられるようになったことから「なんじゃもんじゃ」になったとか。他の説もあるけれど、私としてはこれがしっくりきた。 東京都内だと、井の頭公園や深大寺で見られるよう。 私が毎年楽しみにしているのは、世田谷某所にあるなんじゃもんじゃの木。個人のお宅にあるため場所を公表で

        • 老眼進んで、日が暮れて

          老眼が進んだ上、白内障予備軍と診断されはや数年。 幸い今のところ日常生活に支障はないけれど、本、特に文庫本が読めなくなってしまった。PCやスマホの画面のように拡大できないのだから仕方がない。 解決策はひとつ。老眼鏡デビューを決意するしかない。 でもやはり、安易に老化を認めるような行為には抵抗がある。 そもそも「老眼鏡」というネーミングがよろしくないのだ。 なぜ英語の「Reading Grasses」のようにスマートな名前を付けなかったのだろう。 昔から視力は良い方だった

        • 固定された記事

        *自己紹介*~落ちこぼれ作品のために~

        マガジン

        • エッセイ~日々の戯言、独り言~
          28本
        • 旅エッセイ~遠い空、遠い夢~
          4本
        • ふらり、神戸
          15本
        • Tシャツでめぐる旅
          4本

        記事

          作者不詳の短編小説集~「まちまち」

          小田急線の駅にあるフリーペーパーのマガジンラックに、文庫サイズの本が並んでいることに、最近になって気がついた。 小田急沿線の街を舞台にした、6篇ほどの物語で構成されている。 「まちまち」という短編小説集で、小田急不動産が無料で各駅に配布しているのものらしい。 この本がものすごく読み易い。文字が大きめで行間も広い。最近、老眼と白内障が進んで本が読めなくなってきたので、とてもありがたい。 物語自体は特別面白いというものではないけれど、慣れ親しんだ街、同じ沿線なのに降り立ったこ

          作者不詳の短編小説集~「まちまち」

          ビバ! 町中華!!

          以前のトピックスでも、町中華は日本の無形文化財にすべきだと書いた気がする。 それは非現実的だとしても(個人的には現実化して欲しい)、「まちちゅうか」と入力して一発変換できないって、この世の中、何か間違っている気がする。 「すたーば」まで入力すればスターバックスが出てくるのにさ。 とはいえ、そもそも町中華という言葉を聞くようになったのも、ここ10年ほどのことではないか。 私が子供の頃は町の至る所にあった「ラーメン屋」さん。 ラーメンだけではなく、チャーハン、餃子、ニラレバ、焼

          ビバ! 町中華!!

          コーヒーと百合の香り

          普段はリモートだけれど、昨日は出社。お昼前に解放されたので、地元に戻り、ドトールにてひと息。 ミラノサンドA推しだけれど、電車の中でツナマヨお握りの記事を読んだものだから、口の中はツナ気分。ということで、ツナチェダーチーズを。 注文カウンター前の2人掛けのテーブルに鎮座。 ツナチェダーチーズが出来上がるまで、アイスコーヒーをちゅーっと啜っていると、微かな花の匂いが鼻腔をくすぐった。 直前におばちゃん二人が席の前を通って行ったので、香水の匂いかな、と思ったけど、少し違う。体臭の

          コーヒーと百合の香り

          アナログ人間、バリ島へ行く(かも)

          コロナ前は毎年、少なくとも年に2回、多い時で4回は海外へ出掛けていた。 最後はコロナパニックになる直前の2020年1月に行ったハワイ。 もう4年になるんだな。 その間、ダイビングが出来なくなり、海外へ行かないことが当たり前になり……。 そうなるとなんだか億劫になって、海外旅行計画はずっと白紙のまま。 このまま歳を取っていけばもっと面倒になるだろう。 しかも……2025年7月に大地震がくるって?! マイルを使い切る前に死んでたまるか。 そんなわけで久々にデルタスカイチームにアク

          アナログ人間、バリ島へ行く(かも)

          花とジャズの夕べ

          久しぶりに太陽を見た気がする。 冷蔵庫の食材をかき集めてお弁当を作り、近くの公園へ行った。 青空に映える、限りなく白に近い薄ピンクの花。 世の中にこれ以上美しい花はないと、毎年、桜が咲く度に思う。 そして、この季節がくる度に思い出すことがある。 あれは学生時代、満開の桜が都会を彩っていた頃のこと。友人たちと荻窪界隈で飲んだくれた後、吉祥寺へ移動してさらに飲み、酔っ払いとなって夜の井の頭公園に忍び込んだ。 すでに午前様。当然、電灯は消され、園内は真っ暗。それでも月明かりと桜

          花とジャズの夕べ

          雨から始まる深大寺

          3月最後の金曜日、1日残っていた有給休暇を使って深大寺へ行ってみた。 成城学園前からバスを乗り継いで、1時間ほど。近くもなければ遠くもない。 そして特に目的もない。 緑豊かな場所をのんびり散歩したかっただけ。強いて言えば、本場の深大寺蕎麦とやらを食べてみたかったから。 この日は朝から雨。天気予報では昼から止むとのことだったけれど、深大寺にバスが着く頃、再び小雨が降り出した。 参道の桜、鬼太郎茶屋の屋根にいる妖怪“おとろしさん”を横目に通り過ぎ、弁財天池で亀を探す。 傘と

          雨から始まる深大寺

          花冷え

          週末は夏だったのに、週明けて再び寒くなった。 そして開花宣言がなされると、不思議なことに、やたらと雨が降る。強い風が吹く。せっかく咲いた桜が散っていく。 大嫌いな冬が去って、ようやく暖かくなってきたなと、ウキウキしているところ、出鼻をくじかれる思いだ。 今年も花見のチャンスを逃してしまうのだろうか。 休日、晴天、満開。 この3つの条件が揃う年って、なかなかない。 かろうじて今週の土曜日の天気予報にはお日様マークが付いている。 でもこの日は朝一で猫を病院へ連れていって(これは

          花冷え

          ドトール・ミラノサンド「B」考察~タルタルソース仕立て?

          昨日、ドトールへ行ったら、ミラノサンドの新メニューが加わっていた。 エビ・アボカド・サーモン~タルタルソース仕立て。 これって、今までにもメニューにあった、エビ・アボカド・サーモンにタルタルソースを追加しただけじゃないの? それなのにNew!ってアイコンつけちゃうの? 最近、エントランスの看板にやたら大きく載ってると思ったら。 新メニューだったなんて、気づかなかった。 それでも、非公認ドトール研究家としては、一度は試さなければならない。 エビはぷりぷりだし、アボカドとタル

          ドトール・ミラノサンド「B」考察~タルタルソース仕立て?

          哀しき円安

          152円も間近! 円安もここまでくると、昔のように気軽に海外なんて行けないな。 予定ないから、別にいいけど。 でも、このまま安くなり続けたら困る。 コロナも明けたし、そろそろ海外へ行きたい。 ただ、ここでも問題が立ちはだかる。 この魚を見たいから、この海に行きたい。 それが長年、私の海外旅行のスタイルだった。 つまり、海外旅行=ダイビング旅行だったわけである。 コロナ禍、海外へ行けなくなって、日本のとある離島で潜り、死にかけ、現在に至るまで復帰できていない。 なら

          哀しき円安

          下高井戸駅前市場エレジー

          3月いっぱいをもって下高井戸の駅前市場が閉鎖されると聞いて、週末、訪れてみた。閉店セールで賑わっているかと思いきや、既にほとんどの店が営業を終えていた。もっと早く来ておけば良かった。シャッターの下りた商店街ほど物悲しいものはない。 ここに買い物に訪れると、山盛りのじゃこやら大きなモンゴウイカのゲソやら、あれこれ買ってしまったな。お正月の数の子やナマコなんかもここで仕入れていた。 ごちゃごちゃと小さな店がひしめき合う光景、威勢の良い掛け声、安くて新鮮な食品。 もう、なくなっち

          下高井戸駅前市場エレジー

          遠ざかった楽園~ティオマン島

          3月。有給休暇が余っている。マイルもたくさん残っている。 コロナ直前、ハワイへ行ったきり、海外に出掛けていない。 いっちょ、久しぶりに海外一人旅しちゃおうか。 でも。 前にも書いたと思うけれど、私はギネス級の方向音痴。一人で行ける場所は限られている。 ふと、ある島が思い浮かんだ。 ティオマン島。 この島に行っていなければ、マレーシアを好きになっていなかったし、ビーチリゾートにはまることもなかった。 そのあたりの蘊蓄はまた別の機会に述べることにして、とにかく、もう一度ティオマ

          遠ざかった楽園~ティオマン島

          胃袋が4つあれば

          🎶 人生が二度あれば この人生が二度あれば🎶 神戸シリーズ、これも「二度」目の昭和歌謡引用。 人生より前に、旅先では牛のように胃袋が4つあればいいのにと切実に思う。 人気の洋食レストラン、老舗のビアホール、神戸と言ったらやっぱりビーフ。 あれもこれも食べたい! でも、若い頃ならいざ知らず、昭和マダム(おばちゃん)の胃袋はちんまりと縮小していて、たくさん食べられない(なのに体重は減らないという更年期のジレンマに常に悩まされている)。 ハンバーグや揚げ物が揃った洋食

          胃袋が4つあれば