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【読書ノート】『薔薇色の人生』(『常設展示室』より)

『薔薇色の人生』(『常設展示室』より)
原田マハ著


地方のパスポート発行センターの派遣社員(多恵子)は、未知の男性の存在に心を導かれる。多恵子は彼の人生の物語を聞き、その複雑性と独特性により、心の中で彼に対する興味が深化する。彼はゴッホの絵画を売却したらしく、とんでもない金額を手にしたらしい。多惠子はそんな彼との距離を縮める。

①La vie en rose (バラ色の人生)

幸福や希望に満ちた人生を表す表現です. この言葉を色紙に書いて飾ることは、人生に対する前向きな考え方や、自分自身に対する自信を表現することを意味する。また、この言葉を飾ることで、自分自身に対する励ましや、人生に対する前向きな気持ちを維持することができるようになるのかもしれない。

②白い薔薇
「純潔」や「無垢」:完全性や純粋性を表す。
「敬意」:他者への尊重と倫理的な責任感を表す。
「誠実」:真実性や道徳的な一貫性を表す。

ゴッホの絵画「白い薔薇」は一般的には清純さや純潔を象徴すると解釈される。また、白い薔薇は悲しみや哀悼、敬意、あるいは新たな始まりを表すこともある。

③パスポート発行センター
旅立ちとアイデンティティの象徴と解釈される。旅立ちの象徴としては、新たな経験や知識、人々との出会いへの扉を開く手段を表す。アイデンティティの象徴としては、個々の存在とその法的認識を表現し、個人の自己認識と社会的役割を問い直す場ともなる。

④不妊のため離婚した女性
生命の継続、個人の選択、社会的期待、及び人間の苦悩と欲望についての深遠な問いを提起する象徴となる。

物語の主題は何か?

幸せとは行動すること。冒険の扉を開いて羽ばたいていくこと。

「求めよ、そうすれば与えられるであろう。探せ、そうすれば見いだすことができるであろう。戸をたたけ、そうすれば開かれるであろう。」(マタイ7:7)

祈りや求めることの重要性が強調されており、真剣に求める者には与えられるという教えが示される。

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