アンガーマネジメントの基本の「キ」⑤
前回、怒りが着火するのは「自分にとっての当たり前が崩された時」と説明しました。今回は、どういう時に燃えさかるかについて書きたいと思います。
僕は、パクチーが苦手です。「コリアンダー」「シャンツァイ」「シラントロ」。それを入れないでくれと言うために、色んな国のパクチーという言葉を覚えているほどです。
例えば、すごく空腹な状態でレストランに行き、店員さんが注文を間違えて「パクチーサラダ」が持ってきたら、一気に怒りが燃えさかるかもしれません。しかし、それほどお腹が空いていなければ、笑い話にできると思います。
このように、怒りというのは余裕がない状態だと燃えさかります。「自分にとっての当たり前」が崩されても、余裕がある状態だとイラっとする程度かもしれません。
空腹、寝不足、体の痛みなど、身体的な余裕はもちろん影響します。電車に乗り遅れそうな時、仕事が多忙を極めている時なども怒りやすくなるかもしれません。また、他でストレスがかかっている時も、余裕はなくなりますので、怒りのコントロールは難しくなります。
そういう意味では、ストレスマネジメントをすることが、アンガーマネジメントにもつながります。ストレスマネジメントについても過去に記事を書きましたので、そちらも参考にしてみてください。