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アンガーマネジメントの基本の「き」②

前回からアンガーマネジメントについて書いています。
怒りをどうコントロールするかというお話です。

前回、怒りも必要な感情なので、押し込めるのではなく適切に表現することが大切だと書きました。では、適切な表現とはどのようなものか?と疑問を持たれる方は多いと思います。実は、怒りをどう表現するかの前に、重要なステップが1つありますので、表現方法は次回以降に書く予定です。

ステップ1は「気づく」

まずは自分の怒りに「気づく」ことが重要です。なぜ重要かというと無自覚なものをコントロールするのは至難の業だからです。自覚することから始める必要があります。

記録を取ると気づきやすい

自覚しやすくするために、怒りを感じたことを記録する方法があり、有効なのでオススメしています。多くの場合、無自覚に怒りを表現しているので、出来事を振り返って、怒りのレベルを数値化してもらいます。

温度で書くと、イメージがしやすいです。
以下のような目安です。

  • 80〜100°C・・・爆発、キレる、激怒(暴力をふるわれた)

  • 60〜80°C・・・怒る、腹が立つ(理由なく怒られた)

  • 40〜60°C・・・イライラ(友人にダメ出しされた)

  • 20〜40°C・・・不満、モヤモヤ(洋服にカレーがついた)

  • 5〜20°C・・・残念(雨が降っているので嫌)

記入例
出来事:遅刻しそうなときに、前の車がゆっくり走っていた。
評価:40℃ イライラした

こういった記録をためていくと、自分がどこで着火しやすいかが分かってきます。それが分かると、対処がしやすくなります。ちょっと面倒ですが、短期間でも記録してみると対応方法が分かってくる方も珍しくありません。

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