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医療事務未経験者の為の「診療報酬点数表」の学び方

多くの医療事務未経験者と関わらせて頂く中で見てきたこと。

医療事務未経験者が入職して最初にぶつかる壁。
それは「診療報酬点数表の見方や使い方が分からない・・・」ということです。

勿論、点数本の読みにくい言い回しやページ数の多さを見ると嫌にはなります。
しかし嫌になる一番の理由は

「言葉そのものの意味と診療行為の具体的なイメージができていないから」

に起因していると思います。


まずは言葉の意味の一例を見てみます。
例えば以下の言葉をイメージしてみて下さい。

「デブリードマン」

これを医療事務未経験者へ話をしても
「デブ?リーダー?太った人・・・太ったリーダーの人!」等と本来の回答とは程遠い解釈をしてしまいかねません。
答えは「感染や壊死した組織を除去し、創傷部位を清浄化する為の処置」の事を言います。

このようにまずはそもそもの「言葉の意味」をしっかり理解しなければ診療報酬点数表を読む事は難しいという事です。


次に診療行為の具体的なイメージの例を見てみます。
例えば上記「デブリードマン」の意味は理解したと仮定します。

「デブリードマン施行後に病理医へ組織切片の鑑別を依頼し、組織標本作製後、診断を行った」

上記文章を読んでも、切除組織切片から組織標本を作製し病理医が診断を行っているイメージが湧かなければ、診療報酬点数表を見ても理解ができません。
やはりイメージを持つ為には視覚的な情報が有効なので、組織標本作製の大まかな作成手順や病理医の診断イメージを頭の中に入れる必要があります。(以下のようなイメージ)

無題

おおまかに流れをイメージするだけでもどのような診療行為かが分かり、
診療報酬点数表の理解が促されます。


以上のように医療事務未経験者への指導の際には、まずは前提として

    「言葉の意味を理解すること」

   「診療行為のイメージを持つこと」

 この2つのポイントを押さえる事で診療報酬点数表の理解が促進され、
自身の目指す成りたい医療事務職へとスムーズに駆け上がる事ができるようになると思います。


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