脳は否定形を理解できない
突然ですが脳は否定形を瞬時に理解できないというのをご存知でしょうか?
たとえば、「将来の年老いた自分を絶対に想像しないで下さい!」と言われたとします。
想像しない事はできますか? 恐らくできませんよね。
年老いた自分のイメージが脳内で無意識に沸き、必死に想像しないように自分に言い聞かせているのではないでしょうか?
脳は否定文を理解する時は、一旦その否定したい情報を一度作らなければ否定できないという特徴を持っています。
上記の場合だと「①年老いた自分を想像する+②否定」になっています。
これはNLPのスキルの一つである「ミルトンモデル」でも活用されています。
ミルトンモデルは相手の意識レベルではなく、無意識レベルに伝えたいメッセージを届けるスキルになります。
ミルトンモデルは本来8つのパターンに分かれていますが、今回はその中でも分かりやすいパターンの1つである「否定命令」を取り上げてみました。
もう一つ例をあげると、最近はあまり見なくなりましたが、
以前、コンビニや居酒屋のトイレ等で「トイレを絶対に汚さないで下さい」という貼り紙を多く目にする機会があったかと思います。
しかしこれは前述した説明からすると「汚さないで下さい」という
「①汚す+②否定」の表現を用いると人の脳の特徴として「汚したくなる」のです。
よって今では、多くのトイレでは
「トイレを綺麗にご使用頂き、ありがとうございます」という文言に変わっている所がほとんどです。
みなさん気づいていたでしょうか?
他に仕事や人間関係でも同様の事が言えます。
仕事で会議の報告やプレゼンを控えた部下へ「緊張しないようにね」と伝える場合と「普段通り。リラックスしてね」と伝える場合とではどちらが良いかここまで読んで頂けた方なら分かると思います。
このようにNLPは生活をする上であらゆる場面に取り入れられており、スキルとして身につけておくと私生活にも有効活用できます。
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