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あなたの所属する部署は医療事務(事務部)の中でも底辺の部署??

 突然ですが質問です。

(質問)
「事務部門の中には、総務部、人事部、経営企画部、経理部、医療情報部、医事部、広報部があるとします。この7つの課をあなたが価値があると思う順番に順位付けして下さい」

 唐突に上記のような質問をされた場合どのように答えるでしょうか?
所属部署を上位に順位付けする人もいれば、下位に位置づける人もいると思います。
ちなみに数年前、上記質問を医事部所属の部下に行った所、医事部が”最下位”でした。

そもそも上記質問の意図は順位付けそのものではありません。
質問を受けた人材が所属部署に対する想いや業務内容等に対して現時点でどのように認識しているのかを知る事が目的です。

※補足※
10秒で上記7つの部署を順位付けするように指示をすると誰でも必ず順位付けできます。
なぜなら人は他部署の業務内容に関する正確な知識や経験がなくとも、自分に最適な認識(枠組み)の中で無意識に物事を決定するようにできているからです。つまりその無意識の答えこそ、その人が今考えている「素の答え」とも言えます。

医事部を最下位に順位づけした部下を例に見てみると、
日頃の仕事ぶりは決して積極的とは言えませんでしたが、他職員からの信頼もあり確実に仕事をこなすタイプの職員でした。

一職員として考えるととても素晴らしいのですが、この職員が役職者の場合は話が変わります。

仮にあなたの上司(役職者)が所属部署を最下位に位置付ける考えを持ち合わせている人材だったとしたら…

そのような上司から指導を受ける部下の認識は
「私の所属する部署は価値のない部署なんだ…言われたことだけをしよう」という考えが備わり、否定的に業務に取り組む人材となる可能性が高まります。
さらにその認識を植え付けられた部下の部下へと同じような考えが連鎖していくことになります。
最終的に部署が否定的な風土となり前向きに仕事に取り組む人材がいない組織になってしまいます。

 つまり上に立つ上司の考えや認識(マインド)は部下に対する影響力が強いということです。

もし、冒頭の質問で自身が所属している部署の順位が下位であった方は改めて部署に対する想いを見つめ直す機会になれば幸いです。
一旦外部要因を全て除外して、
「私が○○部に所属しているのは何の為か?」という目的に焦点を当てた問いを考えていくと、その人なりの本当の素の答えと出会えるかもしれません。
認識が変われば順位が変わり、仕事に対する想いも変わります。

 最後に改めて、今回の質問は順位付けそのものに価値はありません。
全ての部署には各々存在意義があり価値があると思います。
それよりも今の自分の認識を理解し、現在地を理解する(私は今所属部署に対してこのように思い感じているのかと理解する)ことこそ次のステップに向けてとても大切なことだと思います。
 そして、今の現在地よりもワクワクするような目的地を定め、
少しずつ自分なりのペースで進んでいけるように一歩ずつ着実に歩んで行きましょう。


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