「真面目な人ほどバカをみる」は真実か
「真面目な人ほどバカをみる」
誰もが一度は聞いた事がある言葉ではないだろうか。
もしくは現実にそのように感じた体験をした人もいるかもしれない。
プライベート、職場等あらゆる場所で理不尽な出来事は日々起こっている。
例えば
現在のコロナの状況禍で密をできるだけ避け手指消毒も徹底し自粛生活をしていたにも関わらず感染してしまいバッシングを浴びている人達がいる。
一方でマスクもせず自粛生活等にも無縁な人が感染せず意気揚々と過ごしている人もいる。
確かに上記だけ考えるとコロナ対策をしっかりとした真面目な人ほどバカを見ていると言われればその通りかもしれない。
しかし、物事の本質はそこではない。
いかに起きた現実に対して自分自身を素直に受け止め、俯瞰して見る事ができているかがとても重要である。
多くは
「こんなにしっかり対策をしていたのに何故私だけ感染するのか。どこで感染したのだろう・・・運が悪い」
と思ってしまう人が大半だと思う。私も現に感染した場合そのように思うかもしれない。
しかし、【真面目=バカを見る】という方程式を頭に刻み込んでいるのは他の誰でもなく自分自身である。
また、真面目な人は報われて当然、真面目な人こそ報われなければならないという固定観念にも支配されているのかもしれない。
ではどのように視点を変えて考えてみるか。
「十分な対策をしても感染したのだから仕方がない。十分な対策をしていたからこそ今以上に感染者を増やさずに済んだはずだ。次はよりいっそう周りに感染を拡大しないように対策をしよう」
しっかりと現実を見てまずは自分を受け入れること。
そして過去の原因ばかりを見ようとせず未来へ視点を移すことが大事。
これは日々の仕事でも言えること。
「仕事をこんなに頑張っているのに上司が私を認めてくれない」
そもそも頑張っているという基準が上司の求めている基準に達していないのかもしれないが、真面目に仕事を頑張っているのなら評価して欲しいのは皆同じ。
また、真面目に頑張っていたとしても仕事で付加価値を提供できているかどうかも重要な要素ではある。仕事を作業だと考えていては上司から評価される事は難しい。
話を元に戻すが、ここでも真面目な人は報われて当然、真面目に頑張っているのだから上司に評価されて当然という思い込みがある。
仮に上司に評価されなくてもあなたの仕事は必ず他の誰かの為に貢献しているはずである。綺麗事と言われるかもしれないが仕事は一人でできない以上事実だと思う。
なぜ必ずしも上司に評価され認められる必要があるのか。
職場での地位の為、給与の為など様々な理由はあると思うが、それは紛れもなく自分自身が上司から評価されなければならないという思い込みがあるからに過ぎない。
評価は自分ではなく他者が決めるもの。自分ではどうする事もできない他者基準である。
だからこそ適切に評価をしてくれたらラッキー。
このくらいの気持ちで周りの評価をできるだけ意識せずに自分基準でまずは「自分は頑張った」と自分自身を素直に認めることから始めよう。
上司から評価されないからといって悲観しすぎる事はない。
自身が思う将来の道筋に向かい真面目に実直に仕事に取り組もう。
【まとめ】
「真面目な人ほどバカを見る」とは自身が決めつけている世界(思い込み)でしかない。
全ては自分の物事の捉え方次第。
自分の考え方や捉え方、心の持ち方によって周りの世界は大きく変わる。
仮に周りから「あなたは真面目で馬鹿を見ている」と思われていたとしても何も悲観する事はない。
その真面目さは必ず他の誰かの為になっているはずだから。
真面目な人ほどバカを見るは真実ではない。
あくまで自身が作り出した幻想にすぎない。
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