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仕事に飽きたときの対処法

こんにちは、RtoRの井川です。
 
弊社は人材紹介事業者専門の転職エージェントを生業としています。この仕事をしていると、人材紹介の仕事に飽きてしまっている人などを時々見かけます。
 
どんな仕事でも多かれ少なかれ飽きることはありますよ、とお話ししても既に飽きてしまっている人には意味がありません。
 
そのため、私は下記のようなことをアドバイスします。

「転職を検討する前に考えるべきこと」

私に相談にお越しになっている時点で、解決策として「転職」ということを選択肢としてお考えの方が大半です。
 
しかし、転職するには大変なエネルギーがかかりますので、一時の浮き沈みで転職していては、経歴が増えるだけでキャリアアップに繋がりません。
 
そのため、下記のようなことが現職でできないか?また試してみたか?という点を質問します。
 
1、 現在の上司や先輩に現在の心境などを相談し、対処法などについて一緒に検討したか?
2、 現在の職場で、職種、役割、場所などを変える検討をしてみたか?

 
1の現職の上司などになどへの相談により、自分自身では見えていない課題の発見や、目標設定を新たにすることでモチベーションアップ、また、そもそも話を聞いてもらうことでモヤモヤが緩和されるなどが考えられます。
 
それでも解決しないときは、2の職種や業務内容、役割、場所の変更が考えられます。RAからCA、CAからRA、分業から両面、未知な領域にテリトリーを変える、管理職を目指す、非管理職になる、働く場所を変える、人材紹介以外の仕事をしてみる、他事業部に異動するなどです。これは転職未満ではあるものの、個人にとって大きな変化をもたらしてくれます。
 
私自身、1社目の会社では大阪での仕事に飽きてきたので、トップコンサルタントを目指して東京に異動させてもらい、トップコンサルタントはしんどいなと思い、名古屋支店の立ち上げでマネジメント路線に進み、マネジメントは飽きてきたと思い、部下なしマネージャーに降ろしてもらい東京のエグゼクティブチームに異動したりしました。
 
このように飽きっぽい自分を奮い立たせるために、環境を変えて自らを変えれるように工夫してきました。

「今働いている会社にある機会を最大限生かす」

仕事に飽きてきて転職を考える方は、どうせ転職するくらいなら現職での異動などのチャンスを使い切ってから転職を検討されることを個人的にはお勧めします。
 
なぜなら、異動して環境を変えても転職回数が増えるわけでもなく、別の仕事の可能性を探求することができます。転職して職種を変える、役割を変える、場所を変えるなどして失敗したら、元のキャリアに戻すだけでも苦労します。
 
今働いている会社に魅力的なキャリアがないというのであれば、その時は転職して希望を叶えることは大いに結構だと思います。
 
しかし、よく理解しないといけないことは、どの会社、どの仕事をしても多少なりとも飽きがくるということです。
 
むしろ飽きてきていると感じる時点で、成長が止まっており、自己変革できていないということでもあると思います。
 
最終的には、自分と向き合い、常に課題意識を持ち自己変革できる人が仕事において成功すると思いますし、飽きるたびに仕事を変えたり、立ち止まったりする人は結果的には大きな成果を得られないと感じます。

「とにかく辞める前に動いてみる」

色々な方をご紹介している中で、上述の1、2のようなことをされている方は、比較的転職活動でも評価される傾向にあります。
 
理由としては、以下のようなことがあります。
 
・現職でのキャリアアップをできる限り考え行動してきた(やらずに辞めるよりやって辞める方が評価は高い)
・業務内容、職種、場所などを変えることで、新たなスキルが身についている
・業務内容を変えることの大変さを理解している

 
不平不満や飽きたから転職してきた方よりも、やれることはやって転職したほうが、転職活動をするうえでも有利にとらえられることが多いように思います。
 
今の仕事に飽きてきて転職を検討されている方も、現職でやれそうなことが本当にないのか?確認してみてはいかがでしょうか?
 
★人材コンサルタント専門エージェントへの相談はこちら


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