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ライフワークかライスワークか?

こんにちは、RtoRの井川です。
 
先日ある企業の会社説明会に参加させていただきました。その際、社長が仰っていたことが印象的で、「当社は、ライスワークより、ライフワークをより提供できる企業になりたい」「また、そのような価値観に共感できる方にご入社頂きたい」と仰っていました。
 
その企業は、基本的にはプロ人材のマッチングをコア事業にされていて、企業の様々な経営課題に対して、プロ人材(業務委託、副業など)をマッチングすることで解決していこうとしている会社です。
 
そのようなプロフェッショナル人材もライスワークだけではなく、これまでの知識や経験を活かして、より「生きがい」を感じる仕事や活動をしたいと願っている方が多いようです。

「ライスワークとライフワーク」

そもそも、ライスワークとは、「生活のための仕事」「金銭的報酬をもらい生計を立てるための仕事」という意味でつかわれているようです。
 
また、ライスワークと言うと、ただただお金(給料)のためだけに働いているという印象もありますが、働くことで得られる「やりがい」や「自己実現の一部」もその活動に含まれるのではないでしょうか。
 
一方で、ライフワークとは、自分の人生をかけて追い求めるもので、直接的には金銭などの報酬に結びつかないこともありますが、それでも情熱をもってやり続けたいと思える活動を指すようです。
 
ChatGPTに聞いてみたら下記の通りでした。
 
情熱を注ぐ仕事:自分が深い情熱を持って取り組んでいる仕事やプロジェクトを指します。これは単なる生計の手段ではなく、個人の価値観や目標に深く結びついているもので、自分自身の成長や社会への貢献を感じることができる仕事です。
 
人生を通じたプロジェクト:生涯にわたって取り組む価値のあるプロジェクトや目標を指すこともあります。例えば、特定の研究や創作活動、社会的な活動など、自分の人生全体を通じて追求し続けるものが「ライフワーク」とされることがあります。
 
自己実現:自分の持っている才能や興味を最大限に活かして達成感を得られる仕事や活動も「ライフワーク」と呼ばれることがあります。これは単なる収入のための仕事ではなく、個人の自己実現や充足感を追求するものです。

「ライフワークに目を向けるために」

会社説明会の後の懇親会で社長とお話しさせていただく機会も頂きました。その際、ライフワークの話になり、「働く個人がライフワークに目を向けるためには年収800万円~1000万円くらいないと、自己実現に向けて目の前の仕事以外の事業に対して目を向ける余裕が生まれないかもしれませんね」との話も頂きました。
 
確かに、年収がそれほど高くなければ、自分の生活や家族の生活を守ることで、気持ち的にも時間的にも一杯になり、自己実現に向けて動き出す余裕もありません。
 
コンサル出身などのプロ人材の方々は、優秀で報酬も高く稼げる人たちです。そのような人たちをマッチングし、稼げる余裕のある人たちを社会課題解決など、ライフワークとなり得る事業にもマッチングしていきたい、というとても分かりやすく共感できるビジョンでした。
 
それと同時に人材紹介の仕事は、ライスワークの仕事のマッチングなんだなと再認識しました。ただし、その中でも今よりもその人の人生が豊かになる選択肢を提供できる仕事でもあるので、これはこれで大変やりがいのある仕事です。

「ビジョンに共感できる人材を採用したい」

また、その社長は、「今後、ビジョンに共感できる人材採用を強化したい。私が面接する際に見ているのはこの1点だけです」と仰っていました。
 
その理由は、「当社のビジョンに共感できる方は、自分の仕事自体がライスワークだけではなく、ライフワークにもなるからです」とのこと。つまり、ライフワークに取り組むイキイキとした社会の創造に共感しながら働ける人であれば、同社で働くこと自体が、ライフワークの一部になるわけです。
 
なるほど、ライスワークとライフワークは必ずしも切り離された存在ではないということですね。
 
報酬のためだけに働いていても、仕事で苦難があったときに乗り越えられないことありますが、そもそも自分が心から取り組みたいことが仕事の中にあれば、多少の苦労も乗り越えられると思います。
 
ライスワークとライフワーク、このバランスが難しいですね。ライスワークだけだと、仕事だけの人生だったと後悔するかもしれませんし、好きなことだけを求めて生きても、お金の面などで苦労するかもしれません。
 
私自身、人材紹介事業はライスワークでありライフワークでもありますが、人生をかけて全ての情熱を注ぐ対象かといと、そういう訳でもありません。自分にとって何がライフワークなのか?そんなことばかり考える日々です。
 
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