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求む!人材紹介のプレイングマネージャー

こんにちは、RtoRの井川です。
 
最近、人材紹介のマネージャーポジションや人材紹介新規領域の立ち上げ責任者の求人などが多くなってきています。
 
背景には、各社がこれまで主たるターゲットとしてきた領域だけでは、現在または未来の事業計画が描けず、新たなテリトリーを開拓したいというニーズが高まってきています。
 
それだけ、ノウハウと自信があるエージェントからすると「今がチャンス」という事だと思います。

「台頭する新参エージェント」

先日もあるエージェントで活躍するマネジメントクラスの方をご紹介させて頂いたところ、ご紹介させて頂いたいくつかの企業で内定を頂き、オファー頂くポジションも「マネージャー(候補)として採用したい」というオファーばかりでした。
 
コロナ禍以前のことはあまりよく知りませんが、リモートワークやリモート面談(商談)などの浸透、また、スカウトサイトなどの隆盛により、ここ数年で急速に立ち上がってきているエージェントがとても多いように感じます。
 
そのようなエージェントの中でも社長や事業責任者に力があるところは、この数年で数十名規模のエージェントになっており、経験者を中心に採用している会社もあれば、未経験者を中心に採用していても十分に立ち上がっている会社もあります。
 
社長が人材紹介事業の経験があまりなく、コンサル業界出身の方なんかの場合、人材紹介の仕事を未経験の方でも習得できるように教育するノウハウを磨いていたり、分業できるところは分業化することで、未経験の方でも経験者と変わらない生産性で立ち上がってきているようです。
 
また、経験者中心に採用されている急成長エージェントの場合、扱う求人の年収レンジも高く、質の高い法人営業や求職者対応で、他の量産型のエージェントと差別化しており、そのような実力あるコンサルタントが集まるエージェントに更に人が集まるという好循環を生み出しています。

「求められるプレイングマネージャー」

そのような急成長エージェントでも一気に数十名に社員が増えて、元々得意とする領域を全員で対応していては、これまで食えていたマーケットでも社内競争が激化し、食えるコンサルタントと食えないコンサルタントが発生してしまいます。
 
そのようなことを回避するためにも、創業時点で得意としていたマーケットから飛び出して、新たなマーケットを開拓する必要が出てきます。
 
そのようなときに求められるのが、新しいマーケットを開拓するためのネットワークを持ち、チームビルディングもできるような経験をもつプレイングマネージャーです。

「マネージャーに求められる力量」

では、どのような方が即戦力のマネージャーとして求められているのかと言うと、
 
①    特定の領域に強い方(IT/コンサル/EMC/金融/ヘルスケア/建設・不動産/管理部門など何でもOK)
②    転職したらこれまでのクライアントや同領域のクライアントと取引が継続できる方
③    スカウトサイトなどを利用して自社集客に頼らない集客力をお持ちの方
④    プレイングマネージャーとしての経験があり、マネジメント志向とプレイヤー志向を兼ね備えた方
 
これら①~④まで兼ね備えた方は非常に稀な存在で、採用出来たらかなりラッキーだと言えると思います。
 
実際にブティック系エージェントで働く、両面のコンサルタントは多かれ少なかれ①~③は持ち合わせていますが、④をバランスよく経験されている方、若しくは志向する方は少ないように思います。
 
両面のコンサルタントとして経験は豊富ですがマネジメント経験はそれほどない方や、マネジメント経験はあってももうマネジメントしたくない方など様々です。
 
また、現在は大手企業の部長クラスでプレイヤーから外れており、KPI管理や予実管理、ピープルマネジメントが主なミッションになっている方は、プレイヤーとして能力が錆びてきている傾向にあり、即戦力とは見られないケースがあります。
 
せっかく頑張って大手エージェントで出世しても、転職するときは年収に見合った仕事が見つけられずに苦戦する層です。年収に惹かれて転職しても失敗するケースが多発します。
 
以上のことから、人材紹介エージェントとして長く活躍するためには、あくまでプレイヤー要素を持ちつつ、マネジメントを経験したり、特定のマーケットでの強みを磨くことで、いつ転職していい条件で採用されるキャリアになるのではないかと思います。
 
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