記事一覧
僕の幸せは君を幸せにすることだから、
って言うと君は言ったんだ
じゃあもう幸せだね、って
あなたに褒められたナチュラルなネイル
もう褒められることなんてないのに
また同じ色にしたの
ほんとは真っ赤なのが好きなんだよ
朝が好き
無色の街が少しずつ色めく
無人の静けさを保った街が少しずつ賑わう
バスに揺られ
最初から勝つつもりのない眠気につられ
うとうとするこの時間も
朝だから許せる
結局朝が好き、の話
10年後今と同じ化粧をして
変わらない価値観を持っているより
誰よりも素敵な言葉に出会って
その言葉を他の誰かに伝えられる人になっていたい
頬を通り過ぎる風の冷たさに驚きつつ
聳えたつ木々に所々ある葉っぱは
選ばれたのか
置いてけぼりにされたのか
誰もが前者であることを望むこの世界で
篩にかけられることなく
目的を失った者たちの生き場は
一体どこにあるのだろうか