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【NotebookLM①】教材botが作れるNotebookLMが爆誕!ーGoogleサイトで作るグループウェア(131)ー

🙇🏻いつも、Googleサイトで作るグループウェアを見ていただき、ありがとうございます!


この記事を読んで欲しい方

企業DXや校務DXの進め方に悩んでいる方
クラウドアプリの導入に悩んでいる方
自分だけのGoogleサイトを作ってみたい方

①NotebookLMの日本語版が公開

 有料版と同じGemini1.5proが搭載されたNotebookLMの日本語版が無料公開されました。

NotebookLM
NotebookLM画面

 これは一体何をするAIツールなのかと言うと、ソースというところに、データをアップロードして、AIに要約してもらったり、AIに質問してソースの内容から回答してもらう事ができるツールです。
 これまでのAIハルシネーションといって、おかしな答えをしがちでしたが、NotebookLMソースの中だけから答えるもので、ハルシネーションが起きにくい仕組みになっています。

ソースは多数用意できる

アップロードできるソースの数1 つのソースには最大 500,000 語で、全体の数は明確にはなっていません。ただ、Gemini1.5proなので、相当多くても問題はないでしょう。

②独自の教材botが作れてしまう

 最近は、多くの教材がPDFで公開されていますが、例えば小中高向け株式ABCを題材にしてみます。
 まず、下記のサイトから株式ABCのPDFをダウンロードしてきます。

クリックで開く

 次に、NotebookLMを開き+新しいノートブックをクリックします。

 画面が開くので、ソースをアップロードします。先程ダウンロードした株式ABCのPDFを選んでください。(現在アップロードできるのは、Googleテキスト、スライド、PDF、平文テキスト、ウェブサイトです)

PDFをアップロード

  PDFがアップロードされると、程なく概要と提案された質問が作成されます。
 これで、AIが株式ABCを学びましたので、あとは質問をしていきます。

概要が作成された

 下部のプロンプトのところの*ノートブックガイドをクリックすると標準的な5つのアクションが表示されます。 
FAQ、学習ガイド、目次、時系列、内容の説明です。
 これ以外に、自分でプロンプトを入力することができます。

 例えば学習ガイドをクリックすると学習ガイドが作成され、まとめ、確認クイズ&解答、エッセイ形式問題例、用語集などが作成されます

学習ガイドが作成された

 これはメモとして画面に保存されます。(保存されたメモもチェックをすることでソースにすることもできます)

メモで保存

 例えば、株式会社の2つの資金調達方法は?プロンプトに入れると、チャットに切り替わり、すぐに答えがかえってきます。
チャットの右上のピンをクリックすることで、メモに追加することができます。
 また回答の文の後ろに①②と番号が出ていますが、これはソースからの引用番号で、クリックするとソースガイドが起動して、引用している部分が表示されます。
 こうやってハルシネーション(AIがおかしな答えをする)をチェックできます。

メモ用のピンとソースの引用番号
ソースガイドが起動

プロンプトのチャットを閉じるをクリックすると、メモのビュー画面に戻ります。(ここで、ノートブックの名称を株式ABCbotにしておきましょう。)


③作ったノートブックの共有とチャットボットの完成

 さらに、作ったノートブックは共有することができます。
右上の共有ボタンを押すと、共有画面が出てきますので、共有したい人や共有レベルを設定し、リンクをコピーします。(グループ共有はまだできません。個人追加のみです)
 このリンクを相手に送れば、画面が共有できるようになり、株式ABCの教材チャットボットが完成しました。

共有設定
株式ABCボットが完成

④おわりに

 このNotebookLMの仕組みは、多くの会社や学校、教育系のサイトにおいて、AI導入のキラーアプリになり得るものです。
多くの文書、教材や教科書をソースとして登録することで、すべてがチャットボットになってしまいます。
質問プロンプトも自動作成されるので、ソースの内容をより深く学べますし、さらに自分が知りたいことを深堀りして調べることもできます。
ソース自体は、前述したように、大量に登録できますし、Webサイトも可能です。【Googleサイトもソースとして登録できました。】
 ちなみに、これらのソースや、作られたメモ、プロンプトの内容は、「AIに学習されません」
ので、ご安心ください。

教材チャットボット

 最後に、GoogleI/O:2024でのNotebookLMの動画を紹介します。
 これは、NotebookLMに音声リアルタイム入力を追加したバージョンで、さらにAIとディスカッションをしながら、レッスンをするというものです。
教材ボットができるなら、音声でのレッスンも可能というわけです。

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