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ひとり旅の始まりは、「会いたい人に会いにいく」だった


会いたい人に会いに行くも、ひとり旅だ。

「ひとり旅で見つけた小さな幸せ」を読んで、会いたい人に会いに行くのもひとり旅なんだと、知った。



ひとり旅の本だと読み進めていたら、ひとりじゃないじゃん、誰かと一緒に過ごしてない?これってひとり旅なの?と、衝撃を受けた。


というのも、私の中で、ひとり旅って、目的地まで向かうのも現地で過ごすのもひとり。ひとりで、美味しいものをじっくり味わって食べたり、美術館で好きなだけ過ごす。ひとりだから、これをしたいっていう目的のことに集中できる。ソロ活女子のススメの影響が強く、そういうのがひとり旅だって思い込んでいたのかもしれない。


思い返すと、私もひとり旅の始まりは、会いたい人に会うためだった。

私の会いたい人は推し。そして遠方に住む友達。


最初は地元に推しが来たらライブに参戦するだけだった。でも、推しが地方を回るように私も色んなところへ行きたい。推しにも会えて、普段は会えない遠方に住む友達にも会えるじゃない。


大学生の頃、推しに突き動かされるように、ひとりでライブのため色んな地方へ行くようになった。

ひとりだと自由に予定を立てられる。せっかくこの地方に行くなら、そこに住む友達に会いたい。通りすがりの知らない人に話しかける勇気はないけれど、もともと仲良くしている人だったら誘いやすい。
遠方に住む友達や、SNSで知り合っていた友達と、ライブまで一緒に過ごした。友達にとっては地元だから、おすすめのご飯屋さんとか場所へ連れていってくれる。友達と過ごす時間も、私にとっては未知な場所を知っていくのも、楽しかった。


自分から色んなところへ行くと、その分、人との繋がりが増えていくし、色んな街を知れる。少しずつ世界が広がっていく感じだ。

推しのことを思い出すのと同時に、友達に素敵な喫茶店を紹介してもらってこんな話しをしたなって、思い出す。そんな時間も愛おしい。

推しに会いたい。友達に会いたい。
会いたい人がいると、積極的になれる。


この時から、ひとりで旅をする、が始まっていたんだな。



社会人になってから休日はあまり人に会いたくないなって思うようになってしまったけれど、人と会うことをまた楽しめるようになりたい。


最近は全てひとりで過ごす旅が多かったけれど、久しぶりにライブに行きたい。友達に会いたい。そんな旅がしたくなってきた。


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