真摯に向き合っている人ほど、悩むもの
セラピストとして、またはその学生として様々な問題に直面して悩むことがあると思います。
どのような悩みの種であれ、それはその問題対して真摯に向き合っている証拠でもあります。
そもそもこの職業は「悩む」事と、切っても切り離せない縁がある職業であると思います。
対象が人である以上、同じケースは存在しないですし、常にオーダーメイドの対応をしなくてはならないからです。
悩んでいるということは、逃げずに闘っている証拠です。
悩むことは悪い事ではありませんし、セラピストやその学生として当然の行いでもあります。
完全な正しい答えがない職業だからこそ、悩むことも多いと思います。
しかし、だからこそ面白い仕事なのです。
少しでも正しい答えに近付けられるように、日々悩みながら努力を重ねる。
もちろん大変なことの方が多いのですが、これがこの職業の魅力の一つであると思います。
画一的にならない仕事は、やっていて非常に楽しいと私は思います。
以前にも書きましたが、考えることから逃げてはいけません。
似たような症状や同じ診断名であっても、同じことはあり得ません。
目の前の患者さんは世界中で1人だけ。
同じ人間は存在しません。
だからこそ、考えずに他の患者さんと同じ治療を施すことなどあり得ないのです。
大変なことが多いとは思いますが、それでも人様の人生に携わる仕事。
できることは全力で全てやる。
それが国家資格を持ったプロの仕事だと思います。
そして、この職業は経験年数が何年経とうとも、悩んで良い仕事であると思っています。
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