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#92 おみくじの歴史!これを知れば、安心してお正月を迎えられます!

この番組では、様々な切り口から、これからの紙の価値を考えたり、紙にまつわる情報、たまに紙に全く関係ない情報を発信しています。
この番組は、清水紙工(株)の清水聡がお送りします。

雑談

いや~、もうすぐでHAPPY NEW YEARですよ。
トラの年は終わり、ウサギの年を迎えるわけです。
1年ってホント早いですよね。

さぁ、という訳で、今回はお正月に使える雑学シリーズです!
元日を迎えたら、まず何をしますか?
そう、「初詣」ですよね。僕も毎年初詣に行っています。
初詣に行ったら必ずすることは何ですか?
そう「おみくじ」ですよね。
おみくじを引いて、紙を開いて、運勢を見て、神社のどこかしらにくくり付ける。絶対やりますよね?
僕は、おみくじを引かない初詣は、もはや初詣ではないと思っています(笑)
まぁ、ウソですが、おみくじって、なんだかワクワクしますよね。
という訳で、今回は「おみくじ」のお話です。

おみくじの歴史

おみくじの歴史はめちゃくちゃ古く、古代からその起源があったとされています。
その頃は、国の重要な決定をする際に、神の意思を占うために行われていたそうです。
国の重要な決定を占いで行っていた、、、今では考えられないですね。
首相が「今から重要な決定をします。それでは、おみくじを引きたいと思います。」ってなったら、「待ってくれ!」となりますよね(笑)
今の「おみくじ」は、ある種エンターテインメント性があるものとして捉えている人が多いと思いますが、昔は、「呪術」とか「占い」が国の方向性を左右するくらい大事なものだったので、おみくじも重要だったんですね。

そして、歴史は下り、南北朝時代から室町時代の初頭あたりになると、当時の中国から、「天竺霊籤(てんじくれいせん)」という中国の籤(くじ)が入ってきました。
それをベースに、元三大師(がんざんだいし)という人が「元三大師百籤(がんざんだいしひゃくせん)」という日本版のくじを作りました。
これが、現在のおみくじのルーツだと言われています。
この頃は、おみくじを個人が引くわけではなくて、お寺の僧侶や巫女がおみくじを引いて、そのおみくじを引いた僧侶や巫女から内容についてアドバイスを頂くというやり方だったそうです。
そして、現在のように、個人がおみくじをするようになったのは、鎌倉時代の初期だそうです。話題になった大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の時代ですね。
鎌倉時代に、金運や商売繁盛などの運勢を占うために、個人がおみくじを引けるようになりました。今と変わらないものですね。
ちなみに、現在でも、比叡山延暦寺にある元三大師堂(がんざんだいしどう)では、まず元三大師にお伺いしたい内容を紙に書き、修行を積んだ僧侶から内容について尋ねられた後、僧侶がおみくじを引き、内容についてアドバイスをもらう、という日本のおみくじのルーツを体験できるそうです。
これは、是非経験してみたいですね。
とまぁ、おみくじの歴史は、このような感じです。

おみくじは2種類に分けられる

そんな、おみくじですが、大きく分けると、2種類に分けられます。
筒状の中からくじが出てくる「みくじ棒」と、折りたたまれた紙でできた「みくじ箋」の2種類です。
たまに、自動販売機タイプもありますよね。
「RETHINK PAPER PROJECT」は、紙の価値を考える番組ですので、先ほどの2種類のおみくじの内「みくじ箋」についてみていきたいと思います。
薄めの紙が何重にも折りたたまれている、アレのことです。
皆さんも一度は見たことがあるかと思います。
実は、この「みくじ箋」のルーツが、めちゃくちゃ面白いんです。

という訳で、今回はここまでにして、次回、「みくじ箋」のルーツに迫っていきたいと思います。
皆さんも、是非、比叡山延暦寺におみくじのルーツを訪ねる旅を計画してみてください。
それでは、今回は、この辺で失礼いたします。
最後までご視聴いただき、ありがとうございました。

▼     参考記事
「おみくじ」(Wikipedia)
「実はこんな背景があった?【おみくじ】の歴史や種類を徹底解説!」(THE GATE)

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