無名人インタビューで企画が始まりました
きっかけ
私が作品制作で、一般の方をモデルに写真を撮る際にインタビューをしていることに興味を持って頂き、お声かけ頂いたのが7月頃の話。”名前のまだないインタビュー”の第一号として、2023/8/2よりスタート。その後2週間ごとに30分のインタビューを受け、それを記事にして頂いています。
インタビューの方は、現在4回が終わり、明日は5回目のインタビューとなります。記事の方は現在、第3回までが公開されていますので、こちらでまとめてご紹介させていただきたいと思います。
名前のまだないインタビュー 01
PLACE: 駅前のビジネスホテル MODEL: Ryoko
SNSでモデルを募って写真を撮っています。撮影までに、メールやダイレクトメッセージでやり取りとは行いますが、撮影当日は初対面の見知らぬ人間同士。駅で待ち合わせた所から、どのように撮影が進んでいくのか、主に撮影時の様子やモデルの方のエピソードを交えてお話しました。
「どうして写真に撮られてみようと思ったんですか?」
モデルの方に毎回質問しています。ある方は、「自分のことは、自分じゃ分からないから。」と言いました。一日の中で自分の顔を鏡で見る時間はどれくらいでしょうか。鏡でみる自分の顔は、いつも同じような顔をしています。一日という短い括りのなかであれば、職場で向かいのデスクに座る同僚、休日を共に過ごす友人やパートナー、家族のほうがはるかに長い時間あなたの顔をみているでしょう。他者のレンズを通して見られた自分を見る。あるいは他者との関係性の中で自分について認識を深めていく。インタビューと写真を合わせて行うことにより、私たちは日常的にそのようなことを行っているのだと気づかされます。
名前のまだないインタビュー 02
PLACE: お台場海浜公園と自宅 MODEL: Trefle
前回のインタビューから2週間後。このプロジェクトの撮影頻度は、週に1人を理想としていますが、現実には週に3人になる時もあれば0人の時もあります。この回は撮影がリスケになってしまったので、去年の12月の撮影データを引っ張り出してきました。
この作品制作のプロジェクトがスタートしたのが去年の10月。
一番最初の撮影が2022年10月25日だったので、始動してまだ2ヵ月も経たないような初期の頃のエピソードになります。
他にも多くの撮影があった中で、どうしてこの日を選んだのでしょう。元はこの方を再撮影する予定だったということもありますが、撮影のトラブルから予期せず自宅での撮影になり、場所とエピソードの関係性が自分の中で明確に繋がったから、という理由の方が大きいのかもしれません。家と家族との関係性。わたしの中で印象深いエピソードでした。
インタビュー後半では、わたしがこのプロジェクトを始めたきっかけについて、ここ最近の自分の状況や環境の変化と現時点での気持ちなどについて話しています。
名前のまだないインタビュー 03
PLACE: 新宿 MODEL: Anna
私が東京に来てからのプロジェクトなので、関東近郊に住んでいる方が多いのですが、福岡や関西など東京以外の方も数名撮影させて頂いています。好きな場所あるのかなと心配していましたが、思い入れのある場所というものはありました。普段は1対1の環境で静かに撮影していることが多いので、この日は人・人・人。夏の夜の暑さと人間の多さと何かに圧倒されそうになりながら。
写真と人 連続インタビュー 04
PLACE: 自宅 MODEL: Rei
この連続インタビューのタイトルが決まりました。
『写真と人』そう、写真と人。だってもうどうしようもなく写真と人。
基本的に、このプロジェクトは一期一会のように出会って写真を撮っていくスタイルなのですが、彼女とは事前に複数回に分けて自宅、好きな場所、ヌードと撮影をしましょうという話になったので、つい最近また今度は外で撮影をしました。中と外ということについて、それもまたおいおいと。
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