引き算の美学

本記事は無料公開となっております。こちらは毎週日曜配信の月額マガジン内にて以前掲載をおこなったものとなっております。毎週最新のコラムやおすすめ情報を掲載しておりますのでご登録をいただけますと幸いです。

youtubeでの情報発信もおこなっておりますので、よろしければチャンネル登録よろしくお願いします。

人間生きていると物理的なモノであれば自然と増えてくる。しかし、増えすぎた場合には整理整頓ができなくなったり、実際には使っていないものが出てきたりする。これは物理的なモノだけではなく、知識や経験等においても同様である。頭の中が多くの知識や経験に埋めつくされてしまい、それを取り出す事ができない、使いたい時に使えない、思い出せない事が発生する。そうなればいくら知識や経験を持っていても意味がない。

だからこそ、頭の中を整理する必要がある。これを個人的には引き算と考えている。単純に自分の持っているものをできる限りアウトプットしておく。スマホのメモ帳でもいいし、手帳などでもいい。とにかくアウトプットをする機会を設ける。そうすると自分が持っている手札がはっきりと見えてくる。もちろん、全てを言語化してアウトプットするのは難しいかもしれない。しかし、そのような場合は身体が自然と動くものであったり、実際には使う機会がないものであるため、それらは無視でいい。

では、何が引き算であるのかというと、アウトプットした事自体が実は引き算となっている。知識や経験を積み重ねる事がいわゆる足し算。その数値からアウトプットをする作業が引き算であると考えている。そして、アウトプットしたもの=引き算したものはこの作業により整理整頓され、再度綺麗な知識や経験として頭の棚に入れる事ができる。これをある程度の期間ごとに繰り返し行う事で、無駄な考えは消えていき、アップデートも同時されていく。

世の中にはとにかく、足し算をしていく傾向があるが、それが本当に正しいのだろうか。例えば新製品であれば新機能が次々と足し算されていくが、本当に使うのか使いこなせるのか必要なのかといえば多くの方は無駄だと感じるのではないか。そこで重要なのは引き算である。何事も積み重ねていけばいいものではない。常にアップデートする意識と機会を作る。これが重要だと個人的には思う。

この記事が参加している募集

最近の学び

サポートいただきありがとうございます。サポートのおかげで今後の活動につなげていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。