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お値段相応とシンプルイズベスト

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シンプルなデザインやモノが好き。自分も含めてこうゆう方は近年多いのではないだろうか。このシンプルさを体現しているのが、無印良品やUNIQLOだと個人的には思っている。価格の安さだけでなく、必要な機能を届けてくれる比率が高い為、多く自分も利用している。モノを使用するにあたって必要な機能、求めている機能は限られている。新商品や新機能は大好きであるが、それはあくまでも興味関心や好奇心が高まっているのであって、全てを求めているわけではない。

黒や白などの単色カラーで揃えたい、複雑なデザインではなく、さっぱりとしたデザインで統一性を出したい、企業名を含めてロゴが主張されていない商品がいい。また、気に入ったモノは長年大切に使う事が多い為、耐久性がある事も重要。こうゆう部分を叶えてくれているのが、無印良品やUNIQLOなのだと思う。一時期ニトリが「お値段以上」というのをCMで強調していたが、価格が安い事も重要である一方で、安かろう悪かろうでは今の時代簡単にSNS等を含めて口コミ情報が広がってしまう。そうゆう意味では「お値段相応」こそが今の時代最低ラインとなっているのではないか。

その中では間違いなく、無印良品とUNIQLOは「お値段相応」と「シンプルイズベスト」の両方を体現しているのではないか。無印良品であれば様々なジャンルの商品を出しているが、ムダを極限まで削ぎ落とすのが上手い。その上で消費者が求めているモノを提供しており、需要と供給のマッチング力が高い。更にそれがSNS等で拡散され新たなファン層を増やしている。一時期は確かに少し割高では?というのもあったが、値下げやブランディング力でそこをカバーしてきた。実際類似商品は100均や他企業で出されているが、市場を駆逐されないのはそれだけ無印良品というブランドが信頼されているからなのではないかと思う。

UNIQLOであればファッションに興味関心がある層から、全く興味が無い層までを囲い込むだけの信頼を気づいている。更には同グループ内でGUというブランドも新たに確立させ、差別化まで成功させているのは正直凄いと思う。確かに企業の資質という部分においては疑問符があるのも事実である為、一概に高評価しにくい部分はある。しかし、商品開発における熱量は圧倒的であるのも間違いないだろう。今の時代に求められているのは「お値段相応」と「シンプルイズベスト」。求められるものが変わっていく速度は近年異常な速さではあるが、この2点はある意味で普遍的な需要を持ち続けるからこそ、ここを押さえているのは大きいだろう。

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