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企業を信じ過ぎない働き方を模索する

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終身雇用は崩壊している日本社会において1つの会社にしがみつくのはリスクしかない時代。これは多くの方が理解はしているだろう。しかし、この現実を受け入れたくない方々がいるのも事実。企業側も声を大きくは終身雇用の崩壊を発信はしていない。それは終身雇用前提の年功序列型賃金を崩したくない側面があるのが大きい。しかし、年功序列型賃金についても実質的には崩壊しており、早期退職等を含めて給与が上がる一定の年齢で切り捨てをおこなっている。つまり、終身雇用前提の年功序列型賃金を餌にして、年齢が若いうちは低賃金が当たり前という部分だけ、人件費を抑制する事だけをどうにか残そうとしているのが現実である。

週休3日制導入や副業解禁の流れが強まっている面においてもどう賃金を抑制するかいう部分が主軸となっており、結果的には労働者の存在は蔑ろにされている。では、労働者側はどう生き延びるべきなのか。単純にいえば使えるものは徹底的に使う事だろう。週休3日制導入において賃金は減るかもしれないが、時間に余裕ができる。その時間を有効活用できる術があるならば積極的にそちらにリソースを割くべきだろう。ただ、その術がないならば拒否する姿勢を貫く事も重要。強制的な流れならば労基なり含めて法的な対応をしていくくらい動くべきである。

副業解禁においても積極的に活用していくべき。確かに最初は時間的にも体力的にもキツい部分はあるかもしれないが、1つの企業に収入源を依存する事はあまりにもリスクが高い。今の時代どんな大企業であっても早期退職募集をおこなっている、好調な企業であっても事業のスリム化という名目で言葉は悪いが切り捨てられるのが現実。一昔前までは愛社精神という言葉を信じて会社に尽くす働き方が美化されていたし、サービス残業を含めて会社への労働時間が評価の対象であったり、貢献しているとされてきた。しかし、そのような働き方は一瞬は評価されたとしても早期退職となった場合には無関係に宣告される。

若い世代は良くも悪くもドライな部分があり、愛社精神という虚像よりも実像をみている。今が良ければそれでいい。一昔前であればマイナスの考え方だったものが、今はむしろ肯定すべきプラスの考え方になっているのではないか。確かに先を見据え事は大切であるが、どれだけ先を見据え事ができるのだろうか。何があるかわからない時代において先を見据え過ぎた働き方はむしろマイナスしかないのではないか。簡単にいえば優先順位の問題。先を見据えるよりも今をどう生きるか、どう働くか、楽しむか、お金を稼ぐか。そうゆう意味では今は企業を信じ過ぎない事が重要なのではないか。1つの企業を精神的にも身体的にも縛られ過ぎない方がいいのではないかと個人的には思っている。

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