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働き方の現状と未来を考える

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フィンランド、週休3日制検討=働き方改革で「家族と時間を」

結論的には解釈の違いによる誤報となってしまったが、日本社会が目指すべき、労働者が求めてる働き方改革とはこれである。長時間労働、サービス残業、有給未消化、低賃金などという低レベルかつ当たり前の事が「議論」される事に衰退でしかないんだよ。働き方改革とは週休3日制や6時間労働、バカンスの導入など日本社会で作られた「常識」を変える事が本来あるべき改革の姿。日本社会の非生産性は結局思考停止が大きく影響してるんだなと改めて感じるね。

日本型の雇用慣行、見直し不可欠 経団連会長が強調、人材確保で

雇用の在り方は見直す必要はあるが、政府の意向と企業側の意向、現実的な問題が三者三様で別方向で話が平行線であるのが問題。政府は年金受給年齢引き上げを含め少しでも長く働かせ続け、年金の支払い額をできる限り少なくしたい。企業は人件費を少しでも抑制する為に新卒採用は残して安く若い人材確保は続け、一方で終身雇用制度をやめ、賃金が上がりコスパが悪くなった段階で早期退職を含め人材の流動性を悪い意味で高めたい。現実問題としては年金受給年齢が引き上げとなれば定年となる年齢も引き上げていかない限り受給までのギャップが生じてしまう。

日本社会は終身雇用前提で年功序列賃金となっており、新卒時の賃金は抑えられるが、トータルでは年々上がっていくシステム。残念ながら近年は40歳前後を境目に企業側は切り捨てを断行し始めてる。そうなると40歳前後の人材を転職で賃金を企業は下げて確保できる流動性が悪い意味で生まれるわけだよね。下手すれば定年を含め3段階構造で賃金上昇を抑えつつ、死ぬまで働く社会構造が自然と出来てくるのかもしれない。

同じ会社で定年、希望は6割弱 就職活動学生、転職も視野

まだ社会に出て働くことをしていない方々の6割弱が入社から定年まで40年間同じ会社で働き続ける未来を描いている事に驚きだよ。確かに日本の教育システム上、良い高校大学などに進学し、就職がゴールという思想が植え付けられている。ただ、そのシステムが完全に崩壊している現状すら予測できてないのだろうね。本当に日本の教育システムが思考停止社会を生み出し続けてしまってるのかなと思わざる得ない。


有名人も賛成する「ベーシックインカム」。成功のカギは仕事に対するマインドシフトか

ベーシックインカムを導入すれば働き方が変わる。今の生きる為に働くのではなく、働く理由が出てくるというのが個人的な考え。ベーシックインカムがあれば働かなくなるっていうのは間違い。確かに一部にはベーシックインカムがある事で働かない人が出てくるかもしれないが、生活保護を受給している人や実家にパラサイトしている人がいる現状と大きくその部分は変わらないと思う。ベーシックインカムによって週5日8時間というフルタイム労働という思考停止を変えるチャンスではないか。ベーシックインカムにプラスαの働き方が増えるのは間違いないと思う。ただ、現状では日本は議論すらまともにされず、低賃金にあえいでいる現状から変える事すらできてないのが残念でしかない。

働き方改革の議論はなぜ進まないのか?

働き方改革の議論が進まない理由は根本的な改革をやる気が無いからでしかない。企業側が求めてるのは働かせ方改革。残業という概念を無くして働かせ放題を実現させたいだけ。だからこそ、副業解禁も進まないし、長時間労働是正も本格化しない。しかし、高プロ制度によって一部条件下での働かせ放題は実現し、条件緩和で対象範囲拡大が可能な仕組みが徐々に進んでるんだよ。

ブラック企業のずさんな労働時間管理「タイムカードは勝手に定時打刻される」「30日連続勤務、休日出勤手当なし」

労働者側もブラック企業で働く事を辞めるべきなんだよ。タイムカードの有無も重要だけど、あっても改ざんされる事も日常茶飯事だからね。日本のブラック企業は取り締まりや罰則を強化しない限り無くならないんだよ。だからこそ、労働時間管理が出来ない企業は労働者側から逃げないとダメだよ。このような目の前の問題を変えない限り日本社会は変わることはないのだろう。

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