新年度の始まりに後悔はないのか?
4月1日より新年度が始まる。今年の新年度始まりは例年と異なり世間では、新元号発表にメディアを含め湧いている。しかし、個人的には何も変わらない。数年前であればエイプリールフールということ各企業が工夫をして盛り上がっていたが、近年は不謹慎などと炎上することも多いので控えめになりつつある。
新年度は入学、入社など新たな出会いと挑戦の区切りでもある。期待と不安を持っている人も多くいるだろう。しかし、その思いは最初だけであり、1週間までは意気揚々だろうが、1か月経過すればその思いは薄れ、半年経つ頃には忘れている。そして、1年経過した頃に感慨深く思い出す。ここで完結であるのが現実だろう。
平成元年生まれの自分ではあるが、18歳の春大学入学のため、新たな一歩を踏み出した。新たな土地で初めて一人暮らしなど期待と不安を抱いた記憶と同時にお金のことで頭がいっぱいであった。学費や生活費を奨学金だけでは賄えないと計算できていたので、そこから必死で生きてきた記憶しかない。
大学2年になる時に初めて本当にこのままでいいのか?と疑問を抱いた。そこで自分は教員に向いているのか、教えることを楽しめるのかを確かめるため、学習塾で働き始めた。これが大きな転機であったと思う。そこからは学習塾でのバイトに没頭した。
大学3年では教育実習のため1か月間小学校へ行った。しかし、学年が2年生であったこともあり、学習塾での中学受験などを指導していた部分からはかけ離れた教育環境や内容、方向性にぶつかった。もちろん、学べることはあったが、教員になることは今の自分がやりたいことなのか?と疑問を持った記憶がある。
大学4年となり、教員採用試験や就職活動という周りの流れとは逆行し、結論を出すことを急ぐよりもまずはその時やりたいことをやろうと決意した。そして、卒業の季節となりそのまま卒業式は出ないまま卒業となった。
そこからも様々紆余曲折あったが、その時の決断が正解であったか不正解であったかわからない。人生に成功も失敗もない。ただ、自分の出した結論に嘘がなければ何年経過しても後悔はしないだろう。
新年度新たな挑戦を迎えるかもしれないが、その決断に嘘がなければあえて振り返った時に後悔はないと思う。
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