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あの、感覚

それは、時々やってくる
ワクワクするような
懐かしいような
はたまた、今この瞬間にも感じる
自分の過去を見ているのか
他人の今を見ているのか
別の世界に生きる私を見ているのか

あれが何なのかは誰にも、一生、わからない
たぶん
でも、そこに存在するのは確かであった

風に乗せられてくることが多かった
ふとした瞬間にその光景を見せる
自転車に乗ってるときのそよ風
肺を刺すような冷たい北風
建物の間から吹く風
気まぐれなあなたを好む理由は
ここにあるのであろうか

その風が頬を撫で、髪を揺らす時
鼓動が一気に速くなる
それは異郷の地で、宇宙でいて、
存在するのかもわからない何処かでもある
ただ、共通するのはみな、いい感情だと言うこと
決して悪い感情が乗せられてくることはない
願わくば、畢生この中に
3秒なんて短すぎるよ




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