雑草精神

日が入り透き通った目を見つめる
茶色くて鮮やかでどこまでも続く

手を伸ばして触れる
ガラスの板

その世界とこの世界の間には
きっと何億もの世界があって

苦し紛れに歌ってる
そっちの世界に行きたいって

でもね
何百にも何千にも何億にも敵わない輝きが

でもね
そっちの世界には無い輝きが

ここにはある
きっとある

コンクリートを突き破る雑草は
すごいって言うじゃない

私はコンクリートの上に立っているから
当たり前でも確かに立っているから

私はすごい
十分すぎるほどすごい

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