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便利な時代だからこそ便利さに抗いたい
インターネットで注文をすれば翌日には欲しいものが手に入る。食べたいものがあればUber Eatsを頼めば1時間以内には外に出ることなく、自分の好きなものが食べられる。スマホを持っていれば世界中どこにいても遠く離れていても連絡ができる。
AI化が進みあらゆることが時短できるし、機械で自分の体調も管理できる時代になりましたが、たまに便利さに抗いたくなるときがあります。すぐに何でも手に入る環境がつまらなくなったのでわたしは都会を離れて少し不便な暮らしを選択しました。
機械の力や人の想像力のおかげで便利さを与えてもらっているのはとてもありがたいことではあるのですが、ふと思うのです。もし明日スマホやパソコンが使えなくなってしまったら、インターネットが繋がらなくなってしまったら、停電が起こってしまったら……一体どうなってしまうのだろうと。
今の便利な生活が急に途絶えてしまったら不安に陥ってしまうと思います。でも昔はスマホもなかったし、サブスクも存在してなかったので、便利さはなくても人は生きていけるんですよね。便利さに固執しすぎずに、自分の力で生きる力を身につけておきたいなと思うようになってきました。
といいつつパソコンを使う仕事をしているので、スマホやパソコンは手放すことはできないけど(笑)、せめて食事はなるべく3食手作りをして、野菜も自分の手で育てたものを口にしたいなと思っています。すぐにできるかと言われたら難しいところはあるけど、少しずつ自給自足生活をできる体制を整えていきたいな。
なんでもかんでも時短や効率を求めるのではなく、心が自然と喜ぶ丁寧な生活をしていきたい。たまに手紙を送ってみたり、時短レシピに頼らず時間をかけて料理をしたり、普段掃除をしない箇所を綺麗にしたり、電子書籍ではなく書籍を買ってみたり、時間をかけて遠回りしながら目的地に向かってみたり。
そうやってアナログな生活を日常に取り入れてると、人間本来の暮らしをしているみたいでわたしの心はワクワクするんじゃないかなと思っている。手間がかかる生活は意外と楽しいかもしれない。
便利さを否定するわけではないのだけど、便利だからこそ抗いたいと思う。そんなわたしは心がひねくれてるのかもしれないですね。
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