寒い今が仕込み時期 親子で味噌作り挑戦
こんにちは。家族4人で自然と寄り添いながら暮らしている青木家です。
我が家は小学生のお姉ちゃんと幼稚園児の弟がおりまして、一緒にものづくりを楽しんでいます。
小寒から大寒へと向かうこの時期。
今年も味噌作りの時期がやって来ました!
味噌作りをやる前はなんとなくイメージで「めんどくさそう」「時間がかかりそう」などネガティブな要素が強かったのですが、やってみて楽しかったですし、そしてなりより完成した時の感動の方が強く、毎日のように有難くいただいていますので、ぜひ皆様へも体験いただきたいと思い、ブログを書かせていただきました。
誰でもできる。楽しめる味噌作りを素人ながらお伝えさせていただきます。
【材料】
・大豆 500g
・米麹 1㎏
・塩 300g
こちらで2.5kg程度のお味噌が出来上がります。
それでは作り方をお伝えさせていただきます。
【作り方】
①前日に大豆をきれいな水で洗い水に浸しておく。
浮いてきた皮や大豆はもったいないですが、処分することにしました。
②浸した大豆を火にかけ、弱火で煮込む。
写真は撮り損ねましたが、耳たぶの方さくらいになるまで煮込んでいきます。途中お水を足したり、あくを取ったりしていきます。
初めてだったので、4時間くらい煮込みました。
圧力鍋では20分くらいでいいそうです。買おうかな……。
③煮込んでいる間に塩と米麴を合わせていきます。
ここで、子供達の出番!
子供達の手で作る味噌には美味しくなる秘訣があるとのことです。
さっそく揉みこんでもらいました。
塩きり麹を作っていきます。塩と米麴をしっとりとなるまで揉みこんでみました。(混ぜるだけでも大丈夫。)
頑張れ~!
④耳たぶくらいになった大豆をすり潰していきます。
(煮汁は捨てない取っておいてください。後で使います。)
はい。ぼくちゃんは疲れました~(汗)
⑤すり潰した大豆と塩きり麴を混ぜ合わせて揉みこんでいきます。
マッシャーを使うと早かったですが、粒が残りました。そこはご愛嬌。
そして、お姉ちゃんの出番です!
よく馴染むまで揉みこんでいきます。
ちょっとぱさぱさしていると感じたら、大豆の煮汁を加えて揉んでいきます。
ハンバーグを作る要領で、空気を抜くように両手でペタペタしながら、
保存容器に投げ入れます!
投げ込む音に誘われて、一度離脱した弟くんがやりたがって、ホーロー容器に投げ込んでくれました!
それからは、ホーローに投げ入れた時の音が楽しいらしく、どんどん投げ入れてくれました。
平らにならして塩を振り入れます。
カビが生えやすい側面にはしっかりと塩をふりかけ、まんべんなく空気が入らないように上からラップを貼ります。
落し蓋をのせて、後は暗室で寝かせて完成!
3か月後くらいに様子をみるために、天地返しをしました。
なにやら味噌っぽくなってきている!
味噌だまりと言われる醤油みないた液体が上がってきました。
調味料として使えますので、捨てないでくださいね!
約10ヶ月後……。
美味しい味噌が出来上がりました。
出来た味噌はお湯に溶かして、即席味噌汁で食べてみました。
子供達も自分たちが作った味噌だったのか、美味しいと言って飲んでいました。
麹菌。無事に発酵してくれてありがとう!毎日頑張ってくれてました!
今回使用した麴菌は、一般的に販売されている麴菌とは違い、蔵に棲み付く天然の菌。天然菌で作られた米麴を使いました。
一般的に販売されている麴菌は目的に適した菌を一つ取り除いて、化学薬品を使って培養される「単一菌」がほとんどで、旨味がないため、出汁を使う必要があったり、後からアミノ酸(グルタミン酸ナトリウム)を添加したりする必要があります。
天然菌とは様々なお味噌や発酵に適した菌が複数あり、まだ解明されていないような菌などがうま味などに働きかけ、奥深い味わいが楽しめます。
昔ながらの伝統製法の天然麴菌はこちら
大豆
大豆は自然栽培の大豆を使いました。
大豆の国内製造だけでも数パーセントの生産量。その中でも貴重な、農薬も肥料も使っていない自然栽培の大豆です。
なぜ自然栽培の大豆を選ぶかというと、自然栽培の大豆は自然の摂理に沿って成長していくために、細胞が機密で実がしっかりとしています。
その為、農薬で守られ、肥料で育てられた大豆とは違い、腐敗しにくく、発酵しやすい大豆となります。
初心者の私でも失敗しませんでした。
大豆はこちら。
塩
塩は天日湖塩を使いました。
一般的に販売されている塩は精製され、ミネラルが失われてしまっています。
内モンゴルの高地で取れる天日湖塩は環境の影響が少なく、また、精製されていない塩ですので、ミネラルが豊富で旨味があります。
そのまま舐めても美味しいですよ。
天日湖塩はこちら
セットで購入すると作り方レシピも入っています。
作った味噌は両家のおじいちゃん、おばあちゃんへお裾分けしました。
孫が作った味噌は格別でしょうね!いつまでも元気でいてね!
本来は親から子へ、受け継ぐ日本の伝統文化ですが、残念ながら時代の流れで我が家でも途絶えてしまっていました。
私たちの代からでも、子孫へ伝えていきたいと思っています。
おじいちゃん、おばあちゃんも昔を思い出してもらって、孫と一緒に味噌づくりもいいかもですね!
皆様もオリジナル味噌をぜひお楽しみください。